Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

「菊次郎とさき」を見た

2007年07月13日 | テレビ番組

 忙しいのに~、先週、偶然みたテレビ番組「菊次郎とさき」を昨日もみてしまった。(昨日が第2回)最近、テレビドラマなど見たことないのでこんなのは久々である。北野タケシ氏の幼い頃の話であるが、下町の風情といい内容といい、とにかく引きつけられてしまった。近所付き合いの距離間も自分の幼い頃と重なるし、なんといっても菊次郎(タケシの父親)の酒の飲み方がいい!!!というか好きである。今の時代、あんな酒飲みはなかなかいないけど、昔は普通にいたような気がする。

 そしてこの菊次郎、シラフのときは気が小さいくせに酒を飲むと気が大きくなる。しかし、正直者で不器用な人間でもある。このあたりは自分の父親とかぶるところがあるので・・・。昔は職人ってこういう人がたくさんいたんじゃあないかなぁ~。ボクにとっては愛すべき人たちである。

 昨日はタケシが計画的に家のお金をくすね、それが原因で家族の中がギクシャクしだした。(菊次郎が疑われた)思い切って菊次郎に打ち明けたところ、「後は、とーちゃんに任せておけ」と二度としないように約束する。そして菊次郎がさき(タケシの母親)に頭を下げ事態の収拾を図ろうとした。それが怒られるよりも辛く、一人トイレで泣くタケシ。ん~人間っぽいです。

 結局はさきにもばれるのですが、タケシへのダメだよメッセージの出し方がお洒落。学問に精通しているかどうとかでなく、家族の中では人としてどう対応していくのかを問われる。そういう意味では 菊次郎もさきも思想は極端ではあるが非常に人間くさい。ケンカしてもすぐに忘れたように、いつもと同じように家族と接することが出来る気構えもとても好感がもてる。あそこまで極端ではないが、どことなく自分の両親と重なる。

 実は昨日、学校の授業中、態度の悪い学生に注意し、10分弱ほど口論になった。こちらも冷静に対応しようと思いながら、あまりにも子供のようなことをいうので腹が立ってしまった。その学生はその後、普通に授業を受けたが、ストレートに言うよりも菊次郎やさきのようにうまく誘導するように怒れたらなぁ~と思う。感情が出てしまう性格なので難しい~。