このブログの書き手は設計事務所の人なのである。
(ワスレテイタ)
たまには、建築のはなしをアップしてみようではないか!
と急に思いついて書いてみることにした。
この辺りが、ブログ名に思いつ記とついている所以である。
ネタがあったので、突然なんの脈絡もなく、外壁のはなし。
日本人はどうも外壁にタイルを張るのが好みのようで
「タイルを張って下さい」なんて要望がよくある。
特に集合住宅などでは、もうタイルを張るとメンテナンスフリー
みたいな発想があり、ずっと持つものと思われている。
いやあ~、このブログでもアップしましたが、タイルというのは
所詮、外壁に張っているものであり、
いつかは剥がれる運命にあるのです。
その耐用年数の目安が出たので参考に見てみてください。
(資料:ケンプラッツ建築・住宅)
ここで注意したいのは、タイルの形状、張り方、方位、地域性に
よって耐用年数に8倍以上の差が出るということです。
そうしてそして、建築の世界というのは最先端のケンチク以外は
慣例というか、今までのやり方を守る傾向があるので誰かが
アドバイスや指導をしない限り、工法というのは、
なかなか変わらないものなのです。
経済的なことや様々な要因があって出来ないこともありますが、
施工(工事)というのは、やはり重要です。
その施工を工務店だけにまかせるのではなく、もう一つの目で
しっかりチェックすることが重要になってきます。
それが「現場監理」ということです。
よく、「現場管理」と間違われるのですが、現場監督というのは
「現場管理」のほうであり、工程や予算を管理するのであって、
現場を監視する「監理」のほうではありません。
この「監理」を工事する側(工務店等)ではなく、設計事務所が
行うことにより、第3者の立場としてチェック機能を果たし、
適切に工事を進めていくということになります。
ん?外壁のはなしから設計事務所の職務のはなしになって
しまいました。まあ、たまにはいいっか。
ちょっとケンチクのはなしも、ブログに盛り込んでみようと
思う今日この頃です。(笑)