Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

部屋の照明

2010年03月31日 | ブログ

今月で、東芝が120年間つくり続けてきた白熱灯の

製造を中止した。

エコのためにLEDの器具へと製造ラインをかえるようだ。

白熱灯の光が好きな人間としては残念である。

白熱灯の柔らかい光は人間の脳にも安らぎを与え、

空間に安心感をもたらす。そのようになかなか数値に

表れないものより、エネルギー消費量で判断されていくのも

少々残念な気がする。

 

パナソニック電工は 今のところ何も表明していないので

製造を続けてほしいものである。

ということか、どうか、今回は、照明の話をします。

 

日本の住宅は「1室1灯」(1つの照明器具で部屋全体を

照らす)が主流であるが、実は複数を組合わせる

「1室複数灯」が、今の多様な生活には合っているという話。

 

気になる電気代であるが、パナソニック電工が試算した。

14畳のリビング・ダイニング

蛍光灯2個 2000時間/年  電気代 6700円

小型照明10個 2000時間/年 電気代 6060円

という結果。複数灯のほうが約1割ほど省エネである。

他にも複数灯のほうの利点がいろいろとある。

いろいろな住まい方にも対応でき、住まい方にメリハリが

できる。いらないところは消しておけばもっと省エネになる。

 

とまあ、こんな話を新聞で読んだのであるが、

住宅をつくるときの照明器具は、特に大きな空間には

複数灯で設計している。

Photo

写真はリーズナブルな照明器具に杉板を加工してつくった例。

もちろん?白熱灯である。(笑) しかも、カンタン!

口金(根元の金具)があえば、蛍光灯でも使用できる。

住んでから、「もっと光を~」という対応にダクトレールを

設置している。(たたみコーナーの上の梁に設置)

住まい手は、このままの照度で十分明るく満足されている。

 

この照明の図面も描いたなぁ~。

これもいろいろとエピソードがあったなぁ~。

長くなったので、またいつか。。。思いついたときに(笑)