No 223 不規則な勤務

土曜日の新患。ご夫婦で来意された。治療時間までに待合室で問診表を記入していただいていた。ご主人の声が大きく荒く聞こえる。治療室の中まで聞こえる。奥さんと何かキツイ口調で会話？をしている。

最初は奥さんの治療である。奥さんは数年前から「臭いがわからない」「肩こり」「腰痛」などである。もちろんアレルギー的なものが絡んでいる。症状の原因を説明する。納得する。今までにも専門医で治療を受けていたが治らないから、途中で諦めてしまったらしい。

奥さんの治療が終わり、ご主人と交代して治療を行おうとしたら、ご主人は帰ってしまったとのことである。治療後に奥さんからご主人の症状についてご相談を受けた。

ご主人の症状は、イライラと頭痛らしい。頭痛も酷く、頭痛で何度か倒れたことがあったようだ。専門医で検査や治療を受けたが効果が無く原因もわからないといわれ、決まって言われることは「仕事の不規則な勤務体系から来るストレスが原因ですから、不規則な勤務体制を変えなさいと治らない」といわれているらしい。

複数の専門医で同じことを言われたので、ご主人は仕事の勤務体制を変えることはできず悩んでいるようだ。また、どこの専門医に言っても同じことしか言われないため、ＣＣＲＫでも同じことを言われるとの思いから、待合室での奥さんとの会話となった。そのあげくに切れて帰ってしまったようだ。

奥さんは、実際に治療を受け現代医学との違いを感じ、納得したようでご主人を説得して治療を受けさせるようにすると言っていた。奥さん鼻炎もこのあたりに鍵があるようだ。ＣＣＲＫでは現状の勤務体制を変えさせるようなことは言わない。

拳骨