木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 225 成長痛? 使い過ぎ? 筋力不足?

2006-02-08 | カイロプラクティック
昨日で5回目の「オスグット」の小学5年生の男子。サッカーの練習で痛くなった来院する。以前から痛めて専門医で治療を受けていたが改善せずCCRKに来院する。

初検時は右膝の脛骨粗面に盛り上がった変形が認められ、膝の屈伸運動痛、屈曲制限、歩行痛、階段の昇降時に疼痛あり。触っただけでも飛び上がるほど痛がる。

3回で日常生活には支障がなくなった。昨日で5回目である。ほぼ改善した。次回からサッカーの練習に復帰させる。計画通りの治療進行である。

さて、このブログをみている人は若きカイロプラクターが多いようだ。そこで質問である。「オスグット」いわゆる、成長痛・オーバーユースなど専門医はこのような言葉で原因を片付ける傾向にある。みなさんもそう思っているのか?

小生も10年間スポーツ障害を専門に、プロ野球、Jリーグ、社会人野球のトレーナーなどと勉強をしてきたが、今思うと、やはり専門医のもとで行う勉強会やセミナーは機械論に過ぎず、結果がなかなか出ない。早期復帰が目的のリハビリの考えが足かせになっていたように思う。

西洋医学から生まれたリハビリは、やはり数値を優先する。これも科学の産物かもしれない。数値を評価し現場復帰の目安とする。筋力トレーニングもひとつの例である。その反面、選手は「感覚」を優先する。身体で覚えた「感覚」という情報は確かなものとして記憶される。

その「感覚」と「数値」にはときとして大きなギャップが生じる。そのギャップが復帰を遅くすることがる。治療家は臨床の数値も必要であるが「選手の感覚」と「治療家の感覚」も大切である。・・・いまだに「オスグット」は「成長痛」「使い過ぎ」「筋力不足」などという治療家はいないと思うが?

拳骨