木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 234 患者さんの立場

2006-02-20 | セミナー
先週末はCRETのセミナー(ベイシック1)に参加した。CRETも2年目になり4回目の参加である。エネルギー治療のセミナーはわかりずらい。機械論的な頭で望んだのでは理解できない。

エネルギーは実態があってないようなものである。感性をふるに生かして取り組むと理解しやすい。理屈ではない。理屈で取り組むと行き詰まる。難しくなる。もちろん臨床でもつかえなくなる。使えなくなるとまやかし治療になる。

患者さんの立場からすると、「腰痛」ひとつとっても単なる「腰の痛み」ではなく、痛みに関する「痛みが起きる原因」を明確に知り得たいはずである。更に、「痛み」に対する感情(痛みに我慢する感情など)も周りの人に理解してもらいたいはずである。

特に、不健康の原因とされるストレスは意外と患者さんは気づいていない。施術者は「患者さんのため」と思ってストレスの解消法や日常生活の改善、運動などの指導を行うことも治療の一環として臨床の現場では浸透している。小生も患者さんには適切な施術後のアドバイスをしてきた。「患者さんのため」を思ってのことである。

先週末のセミナーで大きなきづきがあった。この「気づき」で自分のおろかさわかった。恥ずかしくなった。20年間も臨床に携わっていて今までどうしてきづかな方のだろう。

毎回、Y先生のセミナーは「経営哲学」がある。テクニックセミナーでテクニック以外の講義はためになる。その中で「患者さんの立場」という言葉が出てきた。「皆さん、患者さんのためを思って治療をしていませんか?」もちろん小生も日頃から「患者さんのため」をおもっている。

その「患者さんのため」は術者の押し付けであることに講師の言葉で気づかされた。目から鱗である。患者さんの立場にたってみると、一方的な無理なアドバイスでることが多い。患者さんにしてみれば、物理的にも精神的にもできるものとできないものがあるはずである。

治療後にいい結果が出ないと、患者さんの生活スタイル悪さを指摘したり、姿勢が悪い、運動がたりない、食べ物が悪いなどなど。これは指摘し改善のアドバイスすることが「患者さんのため」と思ってのことである。・・と、考えていた。

自分が患者さんの立場にたってみると押し付けられた感がある。患者さんもありがたい顔をして聞いてくれているが果たして本心は「迷惑」なのかもしれない。今日から「患者さんのため」から「患者さんの立場」に改める。

今回も「気づき」のあった充実した内容のセミナーであった。

拳骨