塗装に入りました。今回の車輌は車体が三色迷彩となっています。まずはベースカラーとなるダークイエローをミスターカラーの39番にて吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。この履帯も接着乾燥後に反ったり曲がったりしていますので、モデルカステンの連結式履帯というのは扱いづらいな、と改めて思いました。
今回の車輌については、コミックス第2巻の裏表紙に迷彩模様の図が載っています。左側面のみですが、これを参考にして右側面や前後面はそれらしく合わせることにしました。
迷彩塗装は明るい色から暗い色へと順に塗り重ねます。暗い色ほど隠蔽力が強いからです。ここでは二色目に526番の茶色を使用して筆塗りで上図のように塗りました。
三色目は525番の緑色を使いました。三色のうちでは面積が最も大きいカラーです。転輪のゴム部分はポスカ黒で塗りました。
今回も苦労して履帯を組み付けました。反った所をいったん折って付け直し、曲がった所を外して真っ直ぐに付け直しながらの組み付けでした。
多少のズレは残ってしまいますが、完全に是正するのは無理なので、この程度で組み付けておきました。
車外装備品類は作中車に合わせて取り付けました。金属部分を28番の黒鉄色、木製部分を43番のウッドブラウンで塗りました。
背面の予備転輪もセットしました。
ジャッキとクランクロッドは黒鉄色で塗ってガイドの指示位置に取り付けました。
バックミラーは8番のシルバーで。
右側フェンダーの前部内側に鶴嘴の身をセットしました。
塗装後の組み立てが終わりました。
作中車の描写にあわせてデカールを貼りました。砲塔左右側面にブルーのクラブのマークを貼りました。
車体の前面と背面に校章マークを貼りました。
今回の車輌は隊長車の護衛として盾になったクラブ・ブルを再現しましたので、御覧の通りになりました。ちなみに砲塔左右の識別マークがクラブである車輌は、作中では2輌見られて、クラブ・ブルの他にクラブ・ブランが居ました。
以上でマジノ女学院チームのルノーR35軽戦車がコミック「激闘!マジノ戦ですっ!!」のクラブ・ブル車仕様にて完成しました。製作日数は2022年2月17日から21日と、3月11日の6日でした。組み立てに3日、塗装および塗装後の組み立てに2日を要しました。
今回はグンゼ産業発売のエレール製品を利用して、SA38に換装した武装強化型の作中車を再現しました。入替え同封のモデルカステンの連結式履帯は、繋いで接着乾燥させてしばらく保管しているうちに反りや曲りが生じましたが、大部分は付け直して是正しました。組み立て自体はガイドの指示通りに進めました。塗装はコミックの裏表紙のカラー図を参考にしました。
マジノ女学院チームのルノーR35軽戦車は、アニメの最終章第1話にも登場しており、遠景ながらもコミック版と同じ三色迷彩の外観を示しました。隊長のエクレールと同じく、コミック版の設定がアニメ本編に採用されたもののようですが、そうであれば、今回の車輌は最終章第1話の仕様にも通じることになります。
なお、最近ではルノーR35軽戦車の適応キットとしてタミヤの新製品(商品コード35373)が注目されていますが、そちらは短砲身の21口径37mmピュトーSA18のタイプしか作れませんので、今回作例のような長砲身のSA38に換装した武装強化型の作中車を作る場合は今回のエレール製品か、ブロンコモデルのルノーR-39(商品コード83893)が選択肢となります。