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ハナガサギクはオオハンゴンソウの八重咲き種=特定外来生物指定種 ~ 都川上流(千葉市緑区)

2015-08-13 06:40:19 | 写真
ハナガサギク(花笠菊)はオオハンゴンソウ(大反魂草)の八重咲き種で、ヤエザキハンゴンソウ(八重咲反魂草)と言います。
なんとも可愛い花です。
こんなにたくさん咲いていました。栽培しているのかもしれません。



キク科オオハンゴンソウ属。北米原産。明治中期に観賞用として導入、1955年に野外で確認。



オオハンゴンソウは外来生物法で特定外来生物に指定されている植物13種(2015年3月1日現在)のうちのひとつです。学名がRudbeckia laciniataまで同じ植物はオオハンゴンソウの特定外来生物の指定種になります。ハナガサギクの学名はRudbeckia laciniata var. hortensisです。
こんなに可愛いのにあの凶暴なアライグマ、キョン、カミツキガメ、アルゼンチンアリ、セアカゴケグモと同じ扱い方をします。
許可なく栽培・保管・運搬・輸入・譲渡を行うことは禁止されています。罰則は個人で3年以下の懲役または300万円以下の罰金。法人では1億円以下の罰金です。
うっかりの場合は個人で1年以下の懲役または100万円以下の罰金。法人では5000万円以下の罰金です。


ハナガサギクとオオハンゴンソウの関係を詳しく解説、外来生物法の罰則について訂正しました。よかったら見てください。
『ハナガサギク=特定外来生物指定種 ~ 学名から解説』
↑クリック





1株あたり1600粒の種子(たね)があります。
クローン再生します。地下茎で繁殖するのでワルナスビ同様、土壌に根を残さないよう刈り取り焼却処分します。
さらに悪いことには、埋土種子(土壌シードバック)で自分の発芽環境ではない場合は種子状態で休眠して、適する発芽環境になるまで待ちます。大賀ハスと同じです。
つまり、爆発的な繁殖力によって植物の生態系を破壊して、環境に適さなくなると種子状態で眠ってしまうのです。
発芽条件は気温25℃で75%だそうです。だいだい5月の連休明けくらいからだそうです。

2015年6月22日の時点では千葉市内ではオオハンゴンソウは確認されていないことになっています。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)

この花がハナガサギクではなくて間違っていたらコメントください。間違っていた方が良いにこしたことはありません。
また、身近に特定外来生物の植物種が生育しているかもしれないと言うことの認識を持てればと思います。

ハナガサギクとオオハンゴンソウの関係を詳しく解説、外来生物法の罰則について訂正しました。よかったら見てください。
『ハナガサギク=特定外来生物指定種 ~ 学名から解説』


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