どこにでもあるけど自分はまだ名前を知らない。そういう植物の名前は調べるとわりと早くわかります。そのような植物の写真を撮っているつもりなんだけど、中には何度も図書館やネットの図鑑を調べてみるけど、なかなかわかりません。わかったときはすごくうれしいです。
この植物は名前がわかるまでに10日もかかってしまいました。
ツルカノコソウ。漢字で、蔓鹿の子草。別名、ヤマオミナエシ(山女郎花)。オミナエシ科カノコソウ属のはなはだ軟弱な種。ロシアの植物学者カール・ヨハン・マキシモヴィッチさんが命名しました。学名の最後に、「Maxim.」と表記されていればこの先生が名付け親です。
千葉市2004年版レッドリストにカテゴリーC・要保護生物の指定種として記載されています。
湿気の多そうな日陰の雑木林の林縁に白い小さな花をたくさんつけて咲いていました。
花は散房花序。
散房花序とは正確には散房状の集散花序で、花は皿状に並びます。植物学のわかりにくいたとえです。皿状とは同一平面状ということです。ひとつひとつは小さい花ですが、見た目大きな花に見えます。茎の下の方から咲いている花は同一平面で咲くので花柄は長くなります。茎の上の方の花は花柄は短いわけですね。
花びら(花冠)は漏斗形です。
カノコソウは薬草ですがツルカノコソウはそうではないようです。
ぱっと見るとなんでツルなの?と思います。ところがよく下を見ると、根っこのようなツルが四方に伸びています。
(2019年4月19日撮影)
冠毛は枝別けれして羽状になります。
冠毛とはタンポポの綿毛のことです。ガクが変化したものだそうです。
冠毛は初めはくるくるもとまっていて、時間と共に開いていきます。
冠毛を写真に納めたくて撮りに行きました。
どうでしょう?わかりますか。
冠毛の羽状の神秘さが伝わればいいのですが。
(2019年5月3日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)
この植物は名前がわかるまでに10日もかかってしまいました。
ツルカノコソウ。漢字で、蔓鹿の子草。別名、ヤマオミナエシ(山女郎花)。オミナエシ科カノコソウ属のはなはだ軟弱な種。ロシアの植物学者カール・ヨハン・マキシモヴィッチさんが命名しました。学名の最後に、「Maxim.」と表記されていればこの先生が名付け親です。
千葉市2004年版レッドリストにカテゴリーC・要保護生物の指定種として記載されています。
湿気の多そうな日陰の雑木林の林縁に白い小さな花をたくさんつけて咲いていました。
花は散房花序。
散房花序とは正確には散房状の集散花序で、花は皿状に並びます。植物学のわかりにくいたとえです。皿状とは同一平面状ということです。ひとつひとつは小さい花ですが、見た目大きな花に見えます。茎の下の方から咲いている花は同一平面で咲くので花柄は長くなります。茎の上の方の花は花柄は短いわけですね。
花びら(花冠)は漏斗形です。
カノコソウは薬草ですがツルカノコソウはそうではないようです。
ぱっと見るとなんでツルなの?と思います。ところがよく下を見ると、根っこのようなツルが四方に伸びています。
(2019年4月19日撮影)
冠毛は枝別けれして羽状になります。
冠毛とはタンポポの綿毛のことです。ガクが変化したものだそうです。
冠毛は初めはくるくるもとまっていて、時間と共に開いていきます。
冠毛を写真に納めたくて撮りに行きました。
どうでしょう?わかりますか。
冠毛の羽状の神秘さが伝わればいいのですが。
(2019年5月3日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)
私にも、もう何年も名前が分らない樹木(の実)があります(笑)
ツルカノコソウ、初めて見ました。
薄暗い雑木林の中で、この白い花が咲いていたら目立ちそうですね。
冠毛の様子は写真からよく分ります!柔らかそう。触ってみたいです。
見た瞬間、カラスウリの花を思い出しました(^^)本当に神秘的ですね。
それで、わかったときはすごくうれしいですね。
そのあと植物を調べた結果、その植物の特徴が撮れてなかったときは、もう一度写真を撮りにいきます。
今回は冠毛が特徴的だったので、見に行ったところ冠毛に間に合って写真を撮りました。
花が小さいので冠毛も小さくて白色でなかなかうまく撮れませんでしたが、わかってくれてうれしいです。