社会生活が危機に見舞われた時、人々はどんな動きをするのか・・・今回の”コロナ社会現象”で
いろいろ考えさせられます。
ウイルスとの戦いに身をさらしている医療従事者に、心から感謝と支援をする人がいる一方で、
コロナ汚染を疑い忌避(差別)する人も、いるという。
休みの日に子供を連れて公園に行った看護師さんに「近寄らないで」と言われたと、TVで話して
いました。
言語道断です。
ウイルス危機におびえる人たちを、だれが守っているのか。
医療従事者を忌避するとは、信じられないほど愚か者だねえ。
「自粛ポリス」と称するグループが出現しているそうな。
営業自粛要請に従わない業者を取り締まろうとパトロールする人たちで、自分たちは社会に
役立っていると信じているのだろうが、こういった「正義漢」は、嫌いだねえ。
自粛要請に従わない事業所に「自粛せよ」と張り紙したり、県外ナンバーの車を排斥する。
こんな輩が増えているという。
まるで無法地帯の自警団ではないか。
ご本人たちは正しいことをしている、と信じ切っているのだから始末に負えない。
戦争中、反戦・厭戦的な言動をした人を「非国民」と糾弾した人たちと軌を一にしており、昔の
亡霊がよみがえったような嫌な気分だ。
こんな「正義漢」はご本人は正しいと思い込んでいるだけに、ある意味ではコロナウイルスより
もっと危険で、始末に負えない。
「正義のミカタ(味方)」ぶるのはやめてくれ~。