残暑の気配を残しながらも、9月下旬の季節になった。
樹木や草花の世界は早くも秋の色を染め始め、青空はぐっと深みを帯び、朝夕には心地よい涼
風が頬をなでる。
日中は30度近くまで上がるのが気にかかるが、夜間から朝にかけて20度前後ませ下がり、
来春の草花の種蒔きもそろそろ、という気候になってきたようだ。
夏の間に取り寄せた春の花の種を取り出し、パンジー、ビオラ、カスミソウの種を5枚の
ピートバンにまいた。
もう少し秋が深まればリナリア、キンギョソウ、ストック、ネモフィラもまこう。
チューリップ、ムスカリーなど球根の植え込みは11月になってから。
昨年は種をまいたあと急に気温が高くなり発芽に失敗したが、今年は注意して発芽までの1~
2週間、昼間は保冷剤で気温を調節すれば大丈夫だろう。
後は好奇心いっぱいのやんちゃなカナに、苗床をかき回される(昨年は油断してボコボコにさ
れ酷いことになった)ことから守ること。
体力気力の衰えから年々咲かせる花も少なくしているが、春を彩る元気な花たちを見る喜びは
何物にも代えがたい。
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先日設置した野鳥たちのえさ場と水浴び場には、来てくれた形跡がない。
せっかくの穀物やヒマワリの種の餌も減っていない。
接地場所が悪いか、警戒されているのだろうか。
📚 心に響いた名文 📚
或る人の心の空の色がそのまま 誰かの心の海に届いている
吉野 弘 「空の色が」
🌻 種をまいたピートバン
🌻 夏の花ポーチュラカは、小さくなったがまだ元気
抜けるような秋の青空