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I cover billionaires and their wealth for Forbes. In the past, I've covered everything from oil & gas for Bloomberg News to the 2014 Indonesian presidential election for the Jakarta Globe. I'm a graduate of Columbia Journalism School and UC Berkeley, and my work has also appeared in the Houston Chronicle, the Calgary Herald, and more.
Forbes の億万長者とその富をカバーします。
過去には、ブルームバーグ ニュースの石油とガスから、ジャカルタ グローブの 2014 年のインドネシア大統領選挙まで、あらゆるものを取り上げてきました。
私はコロンビア ジャーナリズム スクールとカリフォルニア大学バークレー校を卒業しており、私の作品はヒューストン クロニクルやカルガリー ヘラルドなどにも掲載されています。
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英国の与党・保守党党首に選出されたリシ・スナク元財務相が10月25日、新首相に就任した。現在42歳のスナクは、妻のアクシャタ・マーシー(42)の財産のおかげで英国の超富裕層の一人となっている。
マーシーの父は、インドのハイテク企業「インフォシス」の共同創業者で推定45億ドルの資産を持つ富豪のナラヤナ・マーシーだ。彼女が父から譲り受けたインフォシスの株式(0.93%)の価値は7億1500万ドルで、彼女とスナクの財産の大部分を占めている。
フォーブスは、スナクとマーシーの資産の合計を約8億1000万ドル(約1200億円)と推定している。
これは、チャールズ3世の個人資産5億ドルを2億5000万ドル以上も上回る。
2009年8月に結婚した夫妻は、イギリスとカリフォルニアに4軒の家を持ち、その価値は1830万ドルと推定される。
その中で最大の物件は、ヨークシャー州北部のカービー・シグストンにある19世紀の2階建ての邸宅「マナーハウス」で、2015年7月に230万ドルで購入した。
夫妻はこの物件に45万ドルをかけて、プールやジム、屋外テニスコートを備えたレジャーセンターを設置すると伝えられている。
ロンドンでは、高級住宅地ケンジントンの16 Hesper Mewsに本宅があり、4ベッドルームのテラスハウスを2010年に710万ドルで取得した。
スナクは、サウスケンジントンのOld Brompton Roadにもアパートを所有しており、2001年9月に約30万ドルで購入した。
さらに、二人がスタンフォード大学ビジネススクールの学生として知り合ったカリフォルニア州では、サンタモニカの1705 Ocean Aveに750万ドル相当の海辺のペントハウスを所有していると報じられている。
マーシーは不動産以外でも多くの資産を所有しており、インフォシスの株式のほか、父親の会社の英国支社であるCatamaran Ventures UKを所有している。同社は、最新の年次報告書で400万ドルを保有し、マーシー自身から480万ドルの無利子融資を受けていることを開示した。
スナクは以前、同社の50%を所有していたが、国会議員になる直前の2015年4月にマーシーに株式を譲渡した。
Pitchbookによると、Catamaran Ventures UKは、高級家具のマーケットプレイスのThe New Craftsmenをルパート・マードックの長男と共同所有し、オンライン花屋のBloom & Wildに出資している。
同社は、カタールの支配者一族が設立した民間投資会社dara5にも初期投資を行ったと報じられている。
彼女の父親が率いるCatamaran Venturesのインドにおける主要ファンドは、スペースXやReddit、ゲーム会社のLocoに10億ドル以上を投資している。
〇インド人妻の納税免除に批判
マーシーは、スナクが英国の財務大臣を務めていた4月に英国で税金を収めていないことを批判された。
インド国籍のマーシーは、英国で非定住者(non-domicile)の資格を持つため、英国での配当税やキャピタルゲイン税を免除されている。
彼女はBBCのインタビューで、広報担当者を通じ、年間3万4000ドルの費用を払ってこの資格を維持していると語ったが、これは、過去9年間のうち少なくとも7年間英国に居住している場合に課される費用という。
フォーブスは、マーシーが2015年から2022年にかけてインフォシスの配当で7000万ドルを稼ぎ、2017年12月の株式売却で1700万ドルを得たと推定している。
インドにおける配当金と長期キャピタルゲインの税率は10%だが、英国ではキャピタルゲインの税率が20%で、高所得者が得る配当金には39.35%もの税金がかかる。
つまり、マーシーはインドの低税率を利用して、約2200万ドルを節税をした可能性がある。
世論の反発を受け、彼女の広報担当者は4月、配当金やキャピタルゲインを含む彼女の収入について、「直ちに英国で納税を開始する」と発表した。
マーシーは、タックスヘイブン(租税回避地)として知られるインド洋の島国モーリシャスにある会社を通じて、母国インドにも投資している。
彼女は、モーリシャスに本社を置くImmassociates Mauritiusの100%を所有する英国企業、「インターナショナル・マーケット・マネジメント」の5%の株式を保有している。
英紙ガーディアンの調査によると、Immassociates Mauritiusは、ニューデリーでWendy’sを4店舗経営するインド企業Sierra Nevada Restaurantsの50%、さらに、イギリスの有名シェフのジェイミー・オリヴァーのインドのフランチャイズ11店を所有するDolomite Restaurantsの100%を保有している。
〇英首相の年収は18万5000ドル
一方で彼の妻ほど裕福ではないスナクは、10年以上金融業界で働いた後の2015年5月に政界入りしたが、彼の財務情報開示の金融資産の項目には、「ブラインド・トラスト/ブラインド・マネジメント・アグリーメント」とのみ記載されているだけだ。
スナクは、東アフリカから移住してきたインド系の両親のもとにサウサンプトンで生まれ、全寮制の高級学校ウィンチェスター・カレッジに通い、夏休みにはインド料理店で給仕をしていた。
その後、オックスフォード大学で政治、哲学、経済学を学び、ゴールドマン・サックスに3年間勤務した。
2006年にスタンフォード大学でMBAを取得した彼は、ロンドンのヘッジファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCIF)」のパートナーになった。
スナクは、2009年にTCIFを退職し、TCIFの元共同創業者がサンタモニカで設立したTheleme Partnersに入社した。
2013年2月の開示書類によると、同社の運用資産は22億ドルで、スナクは同社の5%未満を所有していた。
彼は2013年に同社を離れ、妻とともにCatamaran Ventures UKを立ち上げた。
スナクが金融業界で稼いだ金額は不明だが、英国首相としての年収は18万5000ドル以上となり、国会議員時代の9万5000ドルのほぼ倍となる。