ウォルポールさん、芸術関係の情報交換的話はしていても、
自分個人の事を自ら話すのは、ここでしかやっていないんですわな~。
作者の話や、擬人化された動物達なのか動物化された人間達なのかの
4話者のゴシップ的会話によって、
受け手の方々は、何となくウォルポールさんがどういう人なんだかが
お分りになって来ているような気はしているのですが ― 。
どーも、晩婚化は今の日本に限らないようで、
18世紀中頃の英国の上流階級の跡取り息子の初婚平均年齢は20代後半だったようですし、
兄弟が複数いた場合の下の子の初婚年齢は、30代前半が平均値だったようですな~。
また、財産相続の関係で結婚が不可能という人もいました。
(ウォルポールさんは官僚の仕事で得たお金があるので、チョンガーなのは他の理由からなのでしょうな。)
しかし、ウォルポールさん、独身だとさらりと言ってのけているのは
さすがです。
ハリソンさんの方は、以前マー坊にバツイチだというのが知れた時には、
ちょっと引きつっちゃっていたようなのですが・・・。
今時の若い方には、昨今の社会情勢からすると、
もしかしたら「独身貴族」という言葉が意味不明かもしれません。
「独身で自由に扱えるお金があって、勝手気ままな生活が許されている。」
という意味にでもしておいて下さい。
ウォルポールさん、もうジジイになってから本家を継いで貴族の位に就きますが、
今の所の身分は、たとえ裕福ではあっても平民です。
一方ハリソンさん、話題にしている未亡人とその子供とは、
この物語の現時点1765年の10月16日(水)よりも3ヶ月ほど前に、
現代では「18世紀随一の超有名人へと上り詰めたある人」のお陰で、
結果として再会する事がかない、交流も復活しているのでした。



性格は知的で落ち着いている感じ?
それからかなりいい家のお嬢様で…。
何か、今度はわたしが一緒にいるだけで自分が見下されているように感じて、
ムカムカして来るタイプ!

お母さんソックリの派手過ぎでワガママで周囲の人を振り回すタイプに捕まる可能性が高いんじゃ。
恐らくそれを避けようと、強力に自己制御している内に「お婿に行き遅れた」んじゃろうて。

奇人変人変態キャラの女が実はすごく合いそうなんじゃないか?
汚れまくった部屋で鍵盤楽器を弾いていて、
「ぎゃぼー」とか「はうーん」とか言っている、
地方のそんなにいい家の出でもない、悪い意味では身の程知らずだけど、
いい意味では物怖じしないで元気がいい、勘違い姫キャラ系の若い女。
「お手紙王子」に手紙を書いたんだけど、字がすげーヘタクソ☆
だって!

あの時代にそんな子いるのかな~?

私も娘とおととしの秋の月曜の夜9時からTVドラマを一緒に見てたわ!!!
ウォルポールさんも、人の世話が焼きたくてしょうがないみたいだから、
のだめちゃんみたいな手のかかる子に出会って、
千秋さんみたいになっちゃう展開も面白いんじゃない?!

「それがなくてつまらなかった!」という方は、もうちょっとだけガマンして待ってて下さいね~。
反対に「恋愛物がキライぢゃ」という人にはどうしたらいいんやらや~って所なんですが!?
次週は第8話完結編と古楽&エッセイです。
作者が聴いた衝撃の「ゴシック音楽」についての話をさせて下さい ― 。
〈次回の更新は14・15日の予定〉