

に対するルソーさんへの弁護をしておきます。
「ヌーヴェル・エロイーズ」を書こうとする前にルソーさん、
自分が恋愛しているお年頃じゃない事は百も承知でした。
今まで恋愛で満たされたとは言えず、満たされたい欲求を抑圧するのは
耐えられないと葛藤していました。
ルソーさんが選んだのは、自作の物語の中で恋愛の夢を叶えるという事でした。
やがて自分の描いたジュリさんを現実の女性へと投影するといった事にもなるのですが、
件の女性との関係は創作の肥やしの範囲内に留まり、
「ヌーヴェル・エロイーズ」は激愛の物語から、しだいに人としての徳を描く物語へと変貌を遂げ、
「恋人」「妻」それぞれの時代の理想の女性として描かれて来たジュリさんは、
最後に母としての理想の姿をもって、作中の多くの登場人物に
惜しまれ、さらにはもっと大勢の老若男女の読者らに惜しまれ、涙を誘いつつ、
その短い生涯を終えるのでした。

「二人がどこでHしたか」 なんて場面ばっかり探しちゃってるよ~っ!

中学生の時には国語辞典の中にすら、
いやらしい単語を探してしまっていた子だったんじゃないの?

…男子ってみんなそうなんじゃないの?
ちなみに第1部の書簡54・55 (サン・プルーよりジュリへ) にありました!

ウサちん、今の若い女の子はメールで By the way, なんて書くのかしら?

わたしはモードの切り替えがめんどいからやってないけど…。

そしてそれを書籍化したら、これがホントの「ケータイ小説」だっての !

書店へと行って勇気をふりしぼって、
近頃隆盛を極めている「ケータイ小説」とやらを拝見してみたが、
目がテンになったわい !

主役の女の子は、ガッキーちゃんの映画が大ヒットでプレッシャーがあると
思うけどがんばってほしいわ~。

英国の人気小説「トリストラム・シャンディ」の一部を朗読した話。
〈次回の更新は8月9・10日の予定〉