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それから「老嬢」に対して、この話ではウォルポールさんやヒュームさんがそれに相当する人物なのですが、
その状況を言い表す言葉が思い浮かびません。
そういえば、「トリシャン」のトゥビー叔父さんもそうでしたっけね…。
作者、外見のソフトさとは裏腹に、硬派で頑固な職人気質なので、
実の所、自分の絵に満足できた事なぞはほとんどないのですが、
このページのランズバーグ夫人とハリソンさんの表情については、
なかなか上手く描けているもんだと、文字通りの自画自賛なのでした。
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「薄命だった恋人のために独身を貫く」とか言い訳ができて、
周りも「美談」として納得とまではいかなくとも、黙認してくれていたりした訳じゃ。
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だって、「愛と死をみつめて」の男の人が結婚したら、
世間からの非難ゴーゴーだったとか、「余命一ヶ月の花嫁」の場合なんて、
ガセの噂が出ただけで大騒ぎのようだしね。
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周りの登場人物も、映画やTVを見てる人も心配してたよ。
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100歳過ぎまで長生きしても誰も文句言わないで、そうした方が美談なんだと言う。
戦国大名の家の女子が夫の死後に何度再婚しても、「それでよろし」で済んじまう。
本やTVのドキュメンタリーや、それを基にドラマや映画になったりした、
「亭主を不治の病で亡くした妻の話」の妻がもし再婚しても、
世間は「良かったね。そっとしておいてやろうよ。」と言うんだ!
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結局の所は子供っぽいオタクの年取ったお坊ちゃまなんだから、
それでいいんじゃない?
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この話、雰囲気全体が淡々としていますが、明日が一応今年アップ分のクライマックスという事になりますな。