Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2019年5月6日(月・祝) 朝日新聞デジタル&Travel 「オーレスン ノルウェー」

2019-05-06 | ヨーロッパ
それは、忘れがたい数時間でした。
白夜は初めてではなかったのですが、
ふと感じた孤独から、詩的な気持ちがよみがえったのです。

Midnight
 一人でふらりとホテルを出て、
Twilight
 港をさまよい歩きました


写真をクリック ➡ 記事へ。


空と雲と水面のゆらぎ
織り成す色彩が濃くコクと変化する様に
ひきつけられました。



この色彩、水と光の動き、北国の空気感、内省的な時
そして、私は絵を描きたいと思いました・・・。

2019年4月22日(月)連載四回目 スペイン バスク地方 オンダリビア 朝日新聞デジタル&Travel 

2019-04-22 | ヨーロッパ
今日の記事はオンダリビア。

(旅の記憶は、スペイン・バスクからアンダルシーア、さらに北米・マイアミへ。
頭の中の引きだしがす~と開きました。)

マドリードからサンセバスティアンへ。
さらにバスでオンダリビアに到着。

フランスとの国境の町。
海風が吹き抜ける大人のリゾート。
おいしいピンチョスや、あか抜けたレストランでも知られます。

シードルはやみつきになる爽やかな自然の味わい!
書いているうちに、また飲みたくなりました。

ボートでたった7分。
フランスのアンダイエへ気軽に行き来できるのも魅力。
地続きのヨーロッパに暮らすヨーロッパ人も、やはり「他国」へ行くと開放感を感じるようです。

ここに別荘を持つフランス人は少なくありません。
自由時間の愉しみは、人生を豊かにしますね。きっと。


パラドールの窓から。

ーーー
スペインといえば、学生のころから何度も旅しました。
国際交流基金の主催、日本大使館の協賛で
「日本文化の豊かさ 舞妓と芸妓の世界」というタイトルで、
マドリード、バルセロナ、グラナダ大学、サンティアゴ大学、マラガ大学、セゴビア大学など七都市の大学や文化センターで講演もしました。
私の本「Geisha - A living tradition」が基になっています。

間借りというか、ホームステイで、
アンダルシーアのマラガに夏の間、数か月滞在したこともありました。
丘の上の美しいお家でした。

ところが、
毎日お祭りとパーティー騒ぎのアンダルシーア人について行くのは大変。
家のご主人(病院の勤務医)は、午後三時過ぎに帰宅して、
昼食。シエスタといっても、グーグー眠るのでもなく、ソファでうつらうつら。

そして、午後8時頃から午前3時、4時までパーティーやらへ出かけて、
なんと!朝の6時にはもうバイクで病院へ出勤。
(バイクが発進する音がするので、寝ている私にもわかる!毎朝起こされた~)
この元気は、闘牛への情熱とバイタリティーと根っこは同じと思われます。

バスクはまた別世界!
落ち着いた感じです。

そうそう、バスクといえば北米マイアミ取材中、
夜から始まる「ハイアライ」というスポーツ観戦を勧められました。
観戦して「賭け」るのです。

常に好奇心いっぱいの私は、一人でも、もちろん観に行きました。
ビギナーズラックで、ちょっとだけ勝ちました!
ホテルへ戻ったのは夜中の1時過ぎだったか・・・。
この「ハイアライ」のルーツはバスク地方だそうです。

カタルーニャ地方の独立の機運やら、各地でそれぞれの地域へのアイデンティティーの強さを感じます。






2019年4月15日(月)連載三回目 イタリア 聖地オローパ 「魅せられて 必見のヨーロッパ」 朝日新聞デジタル&Travel

2019-04-15 | ヨーロッパ
ドイツの雑誌で見た一枚の写真に魅かれて
イタリア ピエモンテ州へ旅した時、「聖地オローパ」へ足をのばしました。

一枚の絵、一枚の写真、一行の文章・・・
そんな小さなモノや事との出会いから、人は旅立つのかもしれません。


(写真をClickすると「朝日新聞デジタル&Travel」の連載記事
~ 大いなる静けさ 聖なる山「オローパ」イタリア・ピエモンテ~が開きます )

初秋。参拝客が少なく寂しいような日。
一人で階段を昇って行くと、
俗界と離れて、聖域に至るような気持ちになりました。

空も、霧も、色づいた木々も、
清く澄み切って見えました。

大いなる沈黙の中で、静かに、自分の中にあるもう一つの自分を発見して、
無意識のうちにその自分と対話しているように思えました。

貴重な旅・・・。
旅とは、時に、「自分の内面への旅」かもしれません。








2019年4月8日(月)連載二回目 クロアチア モトブン 「魅せられて 必見のヨーロッパ」 朝日新聞デジタル&Travel

2019-04-08 | ヨーロッパ

朝日新聞デジタル&Travel
<魅せられて 必見のヨーロッパ>
本日 連載・第二回 「美しい丘の町で特産のトリュフざんまい」
     クロアチア/モトブン です。



上の写真を「Click」すると、私の連載ぺージが開きます。

イストラ半島の美しい丘の町、モトブン。
360度の眺望絶佳な旧市街で、
おいしいワインやトリュフのお楽しみ!
絵に描いたモチ、でなくて
写真に撮ったトリュフですが、見てみてくださいね。

ーーーこぼれ話
モトブンの旧市街で出会った女性が、夕食の後で実家へ案内してくれました。
丘を降りて、25分くらいか(?)村の細い道をガンガン走りました。
そこもまだモトヴンです。
道沿いにお家が点々とあり、丘陵地帯や林が続く長閑な風景。
癒されるな~と思っていと、
彼女のお家で優しそうなお父さんが歓迎してくれました。
遠来の客、ですね、私はきっと。

かなり広い農家で、暖炉のあるお部屋へ三人で座りました。
自家製のオリーブオイルとワイン、パン、オリーブの実などでもてなしてくれました。
白ワインも、オリーブオイルも、おいしい!
この辺りの家々では、このように各家庭で色々なものを作っているそうです。
良い気分になって、英語で(モトブンの人たちはイタリア語も得意!)あれこれ冗談を言い合っているうちに、午後10時すぎ。
早く帰らないと!(明日はまた早起き。アドリア海へ出てプーラ、さらに沿岸を走り、ドブロブニクまで取材は続きます。) 

街灯もあまりないくらい道を、彼女の車はスゴイ勢いで走り、一路、
遠くに見える灯りのともった「美しい丘の町」へ帰還。

あの夜の漆黒の空と静けさと緑の香が、今もありありと思い浮かびます。
旅の出会いは新鮮に、いつまでも!



2019年4月1日(月) 連載一回目 マルタ共和国 バレッタ 「魅せられて 必見のヨーロッパ」 朝日新聞デジタル&Travel

2019-03-31 | ヨーロッパ
4月1日 から、
毎週月曜日、「朝日新聞デジタル&TRAVEL
<魅せられて 必見のヨーロッパ / 文・写真 相原恭子>
←←←クリック
連載中。

第一回(4月1日/月曜日)
「バレッタ マルタ共和国」です。
見てみてくださいね!

(ちなみに、ログイン不要・購読無料です。
上記リンク、または、以下の写真をクリック、
または 朝日新聞 相原恭子 でも検索できます)


イメージ

2019年3月18日(月) 今年のヨーロッパ

2019-03-19 | ヨーロッパ
ご無沙汰してしまいました。
それにもかかわらず、多くの方々がご覧くださり、ありがとうございます。

今年のヨーロッパ取材準備、夏の講演の準備、写真の整理、原稿、今月末からの「朝日移動教室」、さらに雑用などなど、あれこれするうちにあっという間に3月下旬です。

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写真を整理しながら・・・
旅の写真、取材の写真を見ると、街角の空気感、その時の天気、その時に考えた事、出会った人たちなど、多くのことがサーッとフラッシュバックします。
あたかも、PCで検索をしてダーッとデータが出てくるみたいに、頭の中で写真(旅のヒトコマ)から
あらゆる映像やデータが流れだします。
私の人生、すべてが「旅路」かもしれません。

写真は不思議。
シャッターを切るたびに、画像はもちろん、そのバックグラウンドまで頭の中に保存されてしまうみたい。

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そして、
陳腐ではありますが、百聞は一見にしかず。

「あなたが観たこと、聞いたこと、経験したこと、考えたことは、誰も盗むことができない。あなただけの財産です。それをお続けなさい!」
30歳のころドイツのボン郊外でたまたまお会いしたバチカンのカーディナルさんが、私にこの言葉をかけてくださいました。

近年、高野山のお坊さんからも、奇しくも、同じ言葉をいただきました。
大切にしたいです。

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ベルギー、デュリュビュイの街角で。何度も訪ねた町。ザリガニがおいしかった。


ノルウェー、ウルネスの木造教会。6月朝夕の光が今も目に焼き付いています。


タリン。ここも何度も旅した町。

膨大な量の写真から、
いままでにひどく長い期間、自分でも驚くほど各地を旅していたのを実感。
お仕事の旅はもちろんですが、自費でもすご~く旅しています。
(どこから資金が?リッチでもないですから、「思う念力」の力ですね。)
そして、また今年も旅。



2017年3月3日(金) 旅の記憶 1  ノルウェー ~フィヨルドにて

2017-03-03 | ヨーロッパ
6月のノルウェー



肌寒いけれど、暗くならない夜・・・。

取材にアテンドしてくださったドイツ語のガイドさんが
「お茶でも飲みましょう」と、自宅へ誘ってくれた時の写真。

毎日、フィヨルドを眺めながら生活するとは、美しい日々 (#^^#)

2011年6月11日(土) ノルウエーのお庭で

2011-06-11 | ヨーロッパ
今日は午前中、大雨。
その後、止んだが、酷く蒸し暑くなった。

何年か前のちょうど今頃、静かな静かな、小さなホテルのお庭に居た。
爽やかなノルウエーが懐かしい!




清らかな水と緑。
爽やかな風。
心地よい午後だった。

フィヨルドを船で行くと、
あそこに一軒、向こうに二軒、
という風に、
家がポツリ、ポツリとあった。


集落を作らずに、
ひっそりと清らかな水を眺めながら暮らす人々の生活は
どんなだろうか・・・。