カーテンと窓ガラスの間で、何かが動いている。
あっ、蝶だ。
白いレースのカーテンを通して、
現実にはよく見えなくい。
でも、
羽の先をチラと見ただけで、
私には、その色と図柄(まさに着物みたい!)全体が
頭の中で明確な映像と成り、
『ああ、キマダラヒカゲだ!』
・・・とすぐにわかった。
すると、見えないのに頭の中に現れた
キマダラヒカゲの映像が、
羽を畳んだキマダラヒカゲ
羽を広げて標本にしたときのキマダラヒカゲ
飛んでいるときのキマダラヒカゲ・・・
スライドショーのようにオートマティックに姿とアングルを変えて
ありありと全容が表現されるのであった。
1分程度の時間だったか、
私は
ただキマダラヒカゲを見つめ、
そして、
急いで、優しく
キマダラヒカゲが外へ飛んで行くように
窓を少し開けた。
キマダラヒカゲは
熱い空気と共に、
青空の戸外へ飛び立った。
その後、雷雨。
キマダラヒカゲはどこで雨宿り・・・。
あっ、蝶だ。
白いレースのカーテンを通して、
現実にはよく見えなくい。
でも、
羽の先をチラと見ただけで、
私には、その色と図柄(まさに着物みたい!)全体が
頭の中で明確な映像と成り、
『ああ、キマダラヒカゲだ!』
・・・とすぐにわかった。
すると、見えないのに頭の中に現れた
キマダラヒカゲの映像が、
羽を畳んだキマダラヒカゲ
羽を広げて標本にしたときのキマダラヒカゲ
飛んでいるときのキマダラヒカゲ・・・
スライドショーのようにオートマティックに姿とアングルを変えて
ありありと全容が表現されるのであった。
1分程度の時間だったか、
私は
ただキマダラヒカゲを見つめ、
そして、
急いで、優しく
キマダラヒカゲが外へ飛んで行くように
窓を少し開けた。
キマダラヒカゲは
熱い空気と共に、
青空の戸外へ飛び立った。
その後、雷雨。
キマダラヒカゲはどこで雨宿り・・・。