おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 私……

2012年03月02日 21時52分39秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、私、私、私。やっぱり駄目だ。
思い出してしまう。今も大声で泣いている。
なぜ、おかあちゃんは私の横にいないんだろう。
私は、もっともっと孝行したかった。
結局は、私の為に苦しめただけだった。ごめんね。ごめんね。ごめんね。
生きてと願う私に、必死に答えてくれた。しんどかったやろう。苦しかったやろ。
それでも、「○○子といるのが、楽しい。幸せや。」って言ってくれた。
本当に本当に頑張ってくれた。それが分かているのに、生きていてほしかった。
私は、わがままで、欲張りなんだね。おかあちゃん。

おかあちゃん、私は、おかあちゃんの事を知らない。もっと、聞いておくべきだったと思う。
物心つく時には、父はいなかった。おかあちゃんは、きっと私の知らないところで涙を流していたんだろうね。
おばさん達が、おかあちゃんは、私を抱えて苦労しやはった。そう言っていた。
私を、小さい頃から塾に行かせてくれた。だから、そんな事を分かろうともしなかった。
テニスをすれば、ラケットだ。ユニホームだ。友達と遊びに行くから小遣いと。
洋服だ。20歳になれば着物。本当にお金のいる事ばかり言ってた。
私立学校に行って、おかあちゃんは、お仕事に行った。
私は、それまで家にいてくれたおかあちゃんが、学校から帰るといない。
寂しくて泣いてダダをこねた。そんな私を、おかあちゃんは優しく抱いてくれた。
一人っ子で甘えん坊でわがままな私を、曲がることなく育ててくれた。
こんなおばさんになっても、いつまでも泣いている。いつまでも甘えん坊です。
おかあちゃんは、心配だったろうね。こんな私が生きていけるか。
私ね。もう生きていたくない。そう思った事も何度もある。
でも、おかあちゃんから引き継いだこの命粗末には出来ない。
おかあちゃんの事も守っていかないと。私がおかあちゃんのところにいくまで待っていてね。
私は、いつでも準備が出来ているようにしておくよ。
会いたいな。会いたいよ。おかあちゃん。ごめんね。
おかあちゃん、私は、おかあちゃんを選んで生まれてきた。私が、おかあちゃんを選んだんだよ。
だから、私は、おかあちゃんを見つけるよ。会えたらなんて言うんだろう。
はじめは、ただ見つめあって泣くだろうね。そしていっぱいお話するんだろうね。
おかあちゃん、私はちゃんと出来てたかな。もっともっと一緒にいたかったね。
私は、今でもおかあちゃんと一緒だよ。これからもだよ。
私は、泣かないとは言わないよ。泣くよ。泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて。
私は生きて行くよ。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛してるよ。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 前に向かうよ

2012年03月02日 11時15分35秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、被災地の事テレビで見たよ。
いままで、怖くて、悲しくて見られなかった。
見てみると、子供たちが「怖かった」「おばあちゃんが、おかあさんが、姉妹が、見つからない」
と、話していた。でも、前に向かって行こうとする気持があった。
私は、自分だけが悲しいと思っていたわけではないけど。自分に負けてるのかなと思う。
前に向かって行かないと。悲しさはズーとなくならないかもしてない。
でも、前に向かないと。そう思った瞬間またくじけるかも知れない。
それでも、何度も何度も繰り返し繰り返し挑戦し続けないと。

下は被災の子供たちの為の歌なんだ。その中に
いのちあれば めぐり逢えると君に いのちあれば ほほえむ日が来ると 君に伝えたい

本当だろうか。おかあちゃん、私には、ほほえむ日が来るだろうか。
来ないかも知れない。だけど、信じてみるよ。
おかあちゃんが、私を見て笑ってくれる顔が浮かぶよ。
あんなに愛してくれた。おかあちゃん、私は、今は透明人間だけど、きっと色を取り戻すよ。
おかあちゃん、私が泣いていても、ベソかいたりしないでね。
広い広い広いお空を、自由に2人のお姉さんと楽しく飛び回ってね。
お姉さんは、私に似ていますか。いつか会えるね。よろしくね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。



风の子守歌
作词:谷村新司
作曲:石井龙也

泪の向こうには 待っているものがある それは母の胸か 父の背中なのか
人はみな ひとりでは 生きてゆけないものだから ぬくもりを求めて 风の中 旅する

忘れられない ふるさとの风と光 忘れられない 思いだけを胸に

いのちあれば めぐり逢えると君に いのちあれば ほほえむ日が来ると 君に伝えたい

同じ空の下で 同じ风に吹かれて 泪流しつくすまで 君のそばにいるよ 转载来自 ※Mojim.com 魔镜歌词网
夜明け前の闇には 大切な意味がある 心の旅支度 息を吐ききる时

忘れられない ふるさとの风と光 忘れられない 思いだけを胸に

いのちあれば めぐり逢えると君に いのちあれば ほほえむ日が来ると 君に伝えたい

いのちあれば めぐり逢えると君に いのちあれば ほほえむ日が来ると 君に伝えたい

风に托した歌は 君への子守歌

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 私は透明人間

2012年03月02日 01時36分19秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、テレビで「菜の花や 摩耶を下れば 日が暮るる」松尾芭蕉
で言ってた。六甲山に松尾芭蕉が登った時に読んだ歌だって。
おかあちゃんと六甲山に登った時の事を思い出したよ。
季節は違ったけど、私達は夏だったね。六甲山を歩いていると、綺麗な滝に出会ったね。
すごく綺麗なので写真を撮った。2人で滝の前でポーズを取ったね。あの写真きっとあるよね。
滝を見ていると、段々日が落ちてきた。早く車の通る広い道に出ないとって思っても誰もいなくて焦ったね。
4人連れの家族が、おかあちゃんと私を見つけて駆け寄って来た。
彼らも焦っていた。一生懸命歩いていると広い道に出た。やったって思ったら、彼らは私達を
無視して行ってしまったね。「一緒に行かせてください。」って言ってたのに。
おかあちゃんと2人で笑ったね。「必死やったんやな。私達の事は忘れたんやな。」って笑ったね。
山の中で、暗くなるのは怖いね。何だったんだろうね。また、明るくなった。
頂上で、パターゴルフをした。楽しかったね。おかあちゃんは上手だった。
「わあ~。わあ~。やった。」ってピースしてガッツポーズした。
おかあちゃんは、可愛かった。私の自慢だった。愛していた。
本当に良く笑った。楽しかった。もうあれから何年経ったのかな。

おかあちゃん、家の中にいても寂しくて悲しくて泣いてしまうから、外に出る。
でもね。泣きながら歩いている。いつまでこうなんだろう。
こんなに辛い思いはない。私ね。私ね。会いたい。会いたいんだ。
おかあちゃんに会えるなら、私は………。今、会いたい。
もうこんなに辛い思いはしたくない。会いたいよ。会いたいよ。
私は、他から見えないのだろうか。透明人間なんだろうか。
誰からも、見えない。外を歩いていても、どこにいても私は誰にも見えないんだよ。
おかあちゃん、悲しいよ。こんなに愛しているのにおかあちゃんの夢も見ない。
私は、もう何もない。おかあちゃんは、元気な時、「おかあちゃんが、死んだら毎日、遊びに来る。
○○子、遊ぼう。そう言って必ず毎日来る。」って言ったやんか。
なんで、なんで来てくれないの。
私は、こんなに悲しんでいるのに。おかあちゃんに会いたいって願っているのに。
おかあちゃん、おかあちゃん、おかあちゃん、おかあちゃん、おかあちゃん。
いくら呼んでも返事してくれへん。
これから、私は何で生きなければならないんだろう。何の意味があるんだろう。

おかあちゃん、ありがとう。大好き大好き大好き大好き大好き。愛してる。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする