おかあちゃん ワンちゃんだよ

(３月４日）
おかあちゃん、ワンちゃん来たよ。
大きいんだ。１５キロだよ。今日、受け取りに行って来たんだ。
ちょっと大きいかな。って思ったけど連れてきた。
寂しさが少しでも癒されるかな。って思った。
帰りにゲージを買ったけど、登ってしまう。出てしまう。
おてんばさんには、困ったものだ。
うまく付き合えるといいんだけど。人懐っこくてはじめから甘えてくる。

でも、不細工な顔が愛嬌だよ。静かな生活も変わっていくよ。
明日からお勤めだから、今日は早く寝るね。
寝られるかな。あいつに起されるかも。

おかあちゃんがいたら、「ぶちゃいくやな。お鼻が低いな。」って言うよ。
でも、一生懸命に可愛がってやるよ。おかあちゃんは動物が大好きだったもんね。
人になつかない動物でもおかあちゃんにはなついてね。
そこの家の人が、キョトンとして「変やな。この子は人に絶対になつかないのに。へぇ～。」
って、いつも感心された。私もそう言うところあるよ。おかあちゃんに似たね。
そういうところ似てよかった。嬉しいよ。

おかあちゃん、覚えているかな。
私が中学生の頃、家に帰ったらおかあちゃんが猫を抱いて泣いていた。
私がびっくりして「おかあちゃん、どうしたの。何があったの。」聞いた。
そしたら、おかあちゃん「お帰り」って言った。
良く見ると、テレビを見てた。可哀想なドラマだった。
おかあちゃん、猫を抱きながら、テレビドラマを見て泣いていた。
それが、私には可愛くて。笑ってしまった。
おかあちゃん、自慢だったんだよ。私は嬉しかったんだよ。そんなおかあちゃんが大好きだった。
今でも好きだよ。おかあちゃんも私の事すきでしょう。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛してるよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。