会でやりたかったことは次のとおりです。
最後のメッセージになります。アンコールがなければこのメッセージをお伝えできませんでした。
私は昨年4月に人事異動になり今の職場に配属になりましたが、同じく異動になって私の直属の上司になった課長であるAさんからのメッセージです。
メッセージ代読
大学の仲間達には余命宣告の話はなかったです。12月16日に“元同僚の友達が亡くなったので休み取ります”と言ったら“誰や”“吉田英樹”“俺知ってる”ってなって、さっきの話にあったような余命宣告の話を聞きました。
余命宣告の話を吉田が直接した人はA課長だけだったのか。とすれば、ほんと偶然なんです。私の異動は同じフロワーを移動しただけの人事で、こういう人事ってあるんだと思っていましたが、A課長も時を同じくして盛岡からの転勤で同じ職場になったんです。近々の身近な人には一切その話はせず、昔にお世話になった人に、偶然会った時に話をした。吉田はばれないと思ってA課長に話したかどうかはわかりませんが、いつかはばれるんですね。と思いつつ、どうして話してくれなかったのか。家族、妹さんとかにも話さず、吉田なりの生き方だったんでしょうね。
吉田が亡くなった12月16日の夕方とのことですが、大学の同級生のTAがちょっとうたた寝した時に、夢に吉田出て来たそうです。TA曰く“私以外にも周りに人がいたが、吉田が現れて、私にか見えていないみたいで、私の所に来て「俺死んだがら」と”
アンコールの曲、実はこの“さようなら”という曲を葬儀のお別れの言葉の最後にこの歌を歌うつもりだったんです。文面に歌詞を載せていたんですが、弔辞の間も歌うかどうか迷っていて、なので、あんまり弔辞は聞いていなかったですね。自分の中では歌ってやるぞと決めましたね。多分決めたはずです。
手拍子、瞬き、足踏みなどお願いして、最後の方は皆さんも歌ってもらえればと思います。
それでは、吉田英樹へさようなら。
生演奏・・・
さようなら
やけに真っ白な雪がふわふわ 真っ裸の木をこごえさせ
蝉の子どもは土の下 あったかいだね ぐっすり眠る
昨日までそうだったように 明日もこのままでいたかった
楽しかったわだなんて それが最後の言葉かい
ひとの言葉は悪いいたずら 愛は心に書いた落書きさ
いつまでも心にへばりついて ぼくの心を悲しくさせる
さようなら さようなら・・・
去年の冬はふたり仲よく こたつでまるまっていたんじゃないか
君はみかんをむいてくれたし ありがとうってぼくは笑ったはずさ
ぼくには君が大切なのに 君だっておんなじはずさ
あれは嘘っぱちだったんだね もういいよさようなら さようなら
さようなら・・・
“英樹!吉田!さよなら”の声が会場のあちこちから発せられ永遠の“さようなら”
ほんとにありがとな“んでな”