2021.03.11（木）あれから

2011.03.11から10年が経ちました。たかが10年されど10年で、10年前のあの日は盛岡勤務で何時頃だったか、職場を退社して真っ暗になった大通り界隈を歩いた記憶があります。そして市内東仙北の友人の家へと向かいました。

釜石勤務時の同僚だったＫＷＳさんのコメントが岩手日報に載っていたので紹介します。
「一緒に高台に逃げている最中、母は足元に流れ込む水に滑って転んだ。抱きかかえた瞬間に津波に襲われ、手を離してしまった。数日後に母は見つかった。それから毎日生活していくのにバタバタで、思い出すことはなかった。夢にも一度も出てきていない。」と。
震災後、数日経って知人の消息が気になったいたので釜石に行った時に、ＫＷＳさんと偶然に会うことが出来て、そのお袋さんの話を聞かされました。今でも思うのは優しい言葉を掛けたやれたかなとか、御悔みを出せば良かったなとか。

それから、また数日後に、いや相当な期間が経ってからか、田老町のＳＳＨとやっと会えて、親父が避難せず防潮堤に立ち津波に飲み込まれたしまっていたので、御悔みは持って行ったが、その時は現玉じゃなく食べる物を持って行ってればなと、今でも思っています。あらためてお悔やみ申し上げます。

『新型コロナ情報』
本県で今日２人の新たな新型コロナの感染者の発表はありました。盛岡20代女性団体職員は今月初めに県外の家族の元に滞在しており、山田町20代男性会社員も県外の実家に帰省していたと言う。これから人の動きが多くなるのでどうなることやら。
全国では新たに東京の335人（先週は279人で増）を含め1,319人（先週は1,170人で増）の発表があり、45人の方が亡くなっています。秋田含む12県以外の都道府県で発表があり、東京、埼玉、千葉、神奈川の４都県が３桁となっています。

【今日の三枚】

あれから10年。釜石の夜空に「鎮魂と復興」の大きな花火が上がりました。打ち上げられたのは「白菊」で白一色の花火です。岩手日報のＨＰで生配信され、パソコンから撮った写真ですがイマイチですね。

自宅の花壇にはチューリップが出て来ました。

自宅脇にはバッケも出て来ましたよ。