護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

戦時体験記(4)

2007年03月18日 09時27分41秒 | 戦前・戦中・戦後を語る
  このコーナーに書くのは、2年前に護憲+の戦時を語るコーナーに、戦前・戦中・戦後に体験した事を書いたものですが、再編してお送りしています。

  戦時体験記(4)

 宇宙が生成され、多くの銀河系ができ、その一つの銀河に太陽系ができ、その中の一つに偶々生物の住める地球が生まれた。大宇宙の塵にもならない地球が生まれたのは宇宙の偶然の副産物なのである。その副産物であるこの星で生まれたあらゆる生き物、即ち植物から微生物まで等しく生きて行く権利が有るのではないか。

 アフリカで発祥したといわれる人類の進化の中で、皮膚の色もさまざまに分かれ、地球上に分布されるようになった。そして偶々力の有ったものが種族を統率するようになったのだろう。その種族も小さなグループの時には、現在のような上下の差別はそう大きくは無かったと思う。

それが巨大になり、巨大になったグループが生きて行くために、団体を取りまとめる機関が必要になって、でき上がったのが国家なのだろう。そしてグループの頂点に立つのが大統領や首相、それに政治家、官僚といわれる集団で、私達はその人々に運命を任せているのである。

 その人々を私達は選挙で選ぶ。選挙はもっともな手法で民主的かも判らないが、その選挙方式でもし間違った選択をすれば、その人々によって昔の泥沼にはまり込む可能性がある。だから私達はよく人物を見極め、棄権等はせぬことだ。 

 昔の戦争の悲惨さを知っている国民が少なくなった。そして軍隊が国民を守れなかったことを知っている国民も少なくなった。そのため、政治家が真しやかに「軍隊が無いと国民の皆さんは守れない」というのを信用する国民が増えてきた。

 もし軍隊ができたら誰が行くのだろう。志願兵で賄えなくなれば徴兵制度が牽かれるだろう。そしてあなたたち若者が行くことになる。
入隊するために出征した兄を送る母の後ろ姿が震えているのを思い出す。母は何も話さなかったが、辛かったとその肩が物語っている。職業軍人でも喜んで戦地に夫や子供を送り出す家族はいないだろう。

 クシニッチ米国下院議員が憲法九条について、「日本のみなさんは、日本が平和の文化を維持出来るというモデルになることを全世界が期待しているのを知るべきです。それは日本が世界へ贈る偉大な贈物です。それは平和文化の理解を世界に伝えることであり、我が国が必要としているものです」と語られている。

私の戦争反対は単純で難しいものではない。「国家権力といえども、人が人を殺してよい道理は無い」「母が兄を送り出した時の後ろ姿を思うと、母のような女性を地球上からだしたくない」たったこれだけの理由です。
 
地球上の、肌の色が違い、イデオロギー、宗教の違う人々が、何時でも何処でもにこやかに話せる地球を夢見ながら、この稿を終わる。



追記
 追記をとして慰安婦問題を書きかけていましたが、少々長くなりますので、久しぶりに戦時を思いだして書きたいと思います。

 今までは、人から聞いた話は書かないことにしていました。それは言葉の遊びと同じく、私が聞いて自分の頭では同じことを書いても、元兵隊さんの思いを其のまま伝えることができないと思って、終戦直後の復員軍人から効いた話や、思春期に、もの凄く嫌な思いをした親戚の奥さんの米兵によるレープ未遂事件のことは書きませんでしたが、関係者全員黄泉の国に旅立たれていますので書くことにしました。

 今日は法事で夕方まで留守にしますが、二回ほどに別けて書き込むことにいたします。


07/03/18気になる見出し  迎撃ミサイル都心展開

2007年03月18日 09時22分09秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
気になる見出し。

 迎撃ミサイル都心展開。
         
 何だか遠い昔に聞いたような言葉「迎撃」だ。なぜ武器を持たない憲法がある国家が迎撃という単語を使うようになったのか。

 結局、戦後の外交政治の誤りで、安保条約によってアメリカ追従の国家になって、周りに敵を作った為に外国から攻撃される恐れがあると言うことなのだろう。

 経済発展はしなかったかも分からないが、敵を作らない外交をしてほしかった。
 経済発展も考えると、富が富裕層に集まって貧富の差が拡大しただけだったという感じだ。

 今朝の朝日新聞の世界の富の集中度で日本は最悪。(ここをクリック)