バイクの販売不振 「原付」が半減、駐車場不足も課題

2017年04月16日 | モーターサイクルメーカーなど


バイクの販売不振 「原付」が半減、駐車場不足も課題
THE PAGE 4/16(日) 16:15配信

バイクの販売不振 「原付」が半減、駐車場不足も課題
[写真]スポーツバイクは若者のあこがれ
 バイクの国内での販売不振から抜け出す挑戦も見られました「第44回東京モーターサイクルショー」。しかし、不振の背景は複雑で決め手となる対策もいまだに不明で、消費者の動向とは別にさまざまな規制やバイク環境への無関心なども指摘されています。現状を見てみました。

【写真】バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路

原付一種がここ10年で半減
 国内のバイク構成は排気量の小さめな車種が中心。国交省や日本自動車工業会などによると、2014年時点の全国の二輪車の保有台数は1182万台。道路運送車両法の区分の場合、いわゆる「原付」である原付一種(50cc未満)が666万台で半数以上の56%を占め、軽二輪(125~250cc)は197万台で17%、原付二種(50~125cc)162万台14%、小型二輪(250cc~)156万台13%と続きます。

 二輪車の使用用途は「通勤・通学」38%、「買い物や用足し」30%と日常生活の移動手段が中心で、「ツーリング」は11%。排気量が大きくなるとツーリングなどの趣味の利用が多くなるとしています。

 二輪車の販売台数の動きを見ると2005年の約74万台が、リーマンショックがあった2008年に56万台に急減、2009年にさらに40万台に減った後は若干の増減を繰り返しながら2014年は約45万台でした。

 原付一種が2005年の47万台から2014年には22万台へと半分以下に大きく減っているのが特徴。その半面、排気量が大きくなる小型二輪は同7万6000台から同7万台へと微減で、2011年以降は5万~7万台の増減を繰り返してほぼ横ばいを維持しています。

 軽二輪は2005年の10万台が2014年には5万4000台に半減。一方、原付二種は同8万8000台が2013年には10万台、2014年には消費税増税があったのにもかかわらず9万6000台と堅調なのが特徴です。

駐車場は増えたがまだまだ少ない
 経産省は今後の二輪戦略として「国内市場の活性化で海外市場での地位を高め、次世代への進化を実現しなければならない」と危機感もうかがわせ、「二輪車関係者が二輪車の新しい価値を提案し、さらに海外市場の獲得に向けて取り組みを」と二輪車が消費者の興味を引く魅力づくりが重要だと指摘しています。

 具体的な目標として同省は官民一体によるバイクキャンペーンの実施などを通じ、(1)2020年に国内販売100万台市場を実現、(2)世界シェア50%の達成、などを掲げているほか、二輪車の駐車場整備、二輪車の高速道料金、免許制度などについても早急に取り組む方針を示しています。業界のみならず国も「二輪低迷」の対策に乗り出したと言えます。

 都市部を中心に二輪の駐車場が不足していることもかねて指摘されてきました。法改正で2007年以降に自動二輪の駐車場の整備がしやすくなりましたが、業界団体による調査(2014年)で自治体の70%以上が「設置を検討したことがない」と回答。受け皿づくりがほとんど進んでいないことも二輪車利用の環境整備の障害になっています。 

 日本二輪車普及安全協会によると、二輪車の駐車場の整備は、2008年に全国でわずか536か所(収容台数約1万4000台)だったのが2013年には3131か所(約7万1500台)へと増えました。しかし、バイクの利用者から見るとどこの街角にもある自動車の駐車場に比べ絶対数は極端に少なく、利便性には程遠いのが現状です。バイク駐車場への自治体や地域の取り組みが期待されています。

都市部で集中的に行われた取り締まり
 一方で二輪車の駐車違反の取り締まりは2007年の52万件(全国)をピークにその後も20万件台が続き、二輪利用者は駐車場不足との板挟み状態に不満を強めてきました。特に取り締まりは東京で5万3000件、神奈川5万6000件、大阪3万件など(2013年警察庁調べ)大都市圏で集中的に行われたため、二輪車利用へのマイナスイメージが強まったと見られています。

 バイクの利用動向には、使いやすい「排気量の大きめの車種」への移行、50ccバイクの後退、駐車場などバイク環境の問題が複雑に反映しています。それがどのような意味を持つのか、行政や地域、利用者による検証を通じてバイク文化の創生にかかわっていくことが問われているようです。
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バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路

2017年04月16日 | モーターサイクルメーカーなど
バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路
THE PAGE 4/16(日) 12:46配信

バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路
[写真]異色のサイドカー「ウラル」は若者たちの目も引いた
 かつて爆発的な国内販売台数を誇ったバイク。低迷の今、どこに向かうのか―。先月、東京ビッグサイトで開かれた「第44回東京モーターサイクルショー」は、関連業界やバイクファンが今年もそんな思いで会場を訪れました。若者の趣味の多様化、貧困、多くの法規制などが最近の国内市場低迷の原因ともいわれる一方、バイク文化の多様化と熟成で市場を切り開こうとする動きも。新たな挑戦が加速するのか、会場に見てみました。

【動画】世界トップの「バイク生産国」日本でなぜ人気低迷?

バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路
[写真]にぎわいを見せた東京モーターサイクルショー
国内販売は全盛期の7分の1
 主催者の東京モーターサイクルショー協会(赤坂正人会長)によると、今回は展示会場を増床し、国内外のメーカー、販売代理店、パーツ・アクセサリー業界、出版社など過去最多の155社・団体が参加。車両の展示を中心にプロのライダーのトークショーや警視庁の交通安全イベント、関連業界のアンケートや署名活動など多彩に繰り広げました。一時の悪天候にもかかわらず会場は多数の入場者で埋まり、その顔ぶれも若者から中高年までの男女のバイクファン、子ども、家族連れなど幅の広さが特徴でした。 

 イベントでこれほどのにぎわいがありながら最近の国内販売は激減。経産省によると2014年の二輪車の世界市場(6344万台)に占める日本ブランドは42%と圧倒しながら、「国内販売は327万台(1982年)から46万台(2013年)へ大きく減少した」。一時の7分の1という衰退ぶりです。

バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路
[写真]足を着かずにとどまるスタンディングに挑戦
 多くの関係者がその背景を分析しながらも、対策の根拠となるような原因は不明。会場の大手メーカー販売店社長は「バイク不振の原因も将来も分からない。一体自分たちはどうしたらいいのかも分からない」と告白するほど。最近話題になることが多い中高年のリターンライダーについても「リターンライダーは高年齢だから先行きを考えれば多くの期待はできない」。

 現象面で見ると「以前は16歳、高校生になった男の子は親と一緒に真っ先にバイク店に現れて購入する車種を決める姿が見られたが、今はほとんど見かけない」と同社長。業界でよく指摘されるのは、かつての「免許を取らせない、バイクを買わない、乗らない」という高校の「3ない運動」の後遺症。社長は「若者たちの趣味の多様化、125CC以上のバイクは置けないというマンションの事情など、ほかにもいろいろ考えられる」とも言います。

サイドカーで新しいバイク文化を開拓
 手探り状態の中で、バイク世界の展望を開こうという動きの一つがサイドカーの販売会社。ロシア生まれのサイドカーを日本で販売するウラル・ジャパン株式会社(大阪市)は会場に設けたコーナーに実車を展示し、多くの人を集めていました。

 同社社長のボリヒン・ブラジスラーフさんは「サイドカーはバイクでもなく車でもない独特の存在だけに、こだわりを持つ人も多い。一般道路はもちろんオフロード走行やテントを積んでのロングツーリングにも2人で行ける。この幅広い楽しみ方が大きな魅力で、最近売れつつあるんです」と自信を見せます。

 同社長によると今年は年の初めに10数台売れており「年内に50~60台の販売を目指す」。数年後には年間100台の販売が目標。「アメリカではイタリア製のスポーツバイクなどより売れているんですよ」。

 国内でサイドカーはまだ少数派。戦時中に各国で軍用に使ったり、最近では警察のイベントや特別な警護などでたまにテレビに映る程度。ボリヒン社長によると「以前はミリタリー(軍事)趣味のおじいちゃんしか関心を持ってくれなかった」。それが最近は若者たちが関心を寄せるようになり「キャンピングへの利用などをもっと若者たちにアピールしてどんどん購入者を発掘していきたい」と期待をかけます。

 同社の主力ディーラー、ウラル関西の山野昌宏社長は「バイクはこれから多様性を求められる時代を迎える。1車種でも大量に売れた“バブル販売”の時代は終わった。これからはメーカーも販売店も売りっ放しではなく1人1人のお客さんと向き合って丁寧に、時にはきちんと責任あるアドバイスをして買ってもらう。それによって信頼関係が構築できればお客さんの輪が広がり、大きな財産になるんです」と自信を込めて指摘。サイドカーが若者たちの趣味の一角を占める新しいバイク文化を期待します。

バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路
写真]タイのバイクも高性能をアピール
若者にも買いやすい価格帯で提供
 一方で、高額な大型バイクに手が出しにくい若者向けに手の届きやすい価格帯の製品を提供しようとする動きも。欧州の自動車メーカー系のスクーターのコーナーでは30万円前後の製品を展示し、若い女性らの間で「デザインがかわいい」と人気。製品を扱っている販売会社の担当者は反響を期待しながら「この価格帯で十分な反応がなかったらすぐに販売をやめますよ」と、厳しい販売戦略の一端をうかがわせていました。

 東南アジア勢のメーカーも、買いやすい価格帯での勝負。タイの主力バイクメーカーは125CCクラスのスポーティーなバイクを日本側の監修を加えて販売。こちらもやはり29万円代の価格設定で若者たちの注目を集めていました。コーナーの担当者は「タイ、マレーシア、インドのバイク製造は盛んで、品質は上がっている。このバイクはデザインや性能面でも若者や女性に歓迎されるはず」と話していました。

 会場ではほかに1000CCクラス以上の大型バイクをはじめ独自のカラーリングを施したカスタム車などへの関心も高く、車種や価格帯を含めスポーツバイク一色のブームが続いたかつてとは異なる多様化の傾向も。顧客とメーカー・販売店の個別の結びつきをゆっくり育てていく熟成の関係もバイク復活に向け期待されていました。
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ホンダF1、2日間に3回のMGU-Hトラブルについてコメント。アロンソから厳しい言葉も

2017年04月16日 | モーターサイクルメーカーなど


ホンダF1、2日間に3回のMGU-Hトラブルについてコメント。アロンソから厳しい言葉も
オートスポーツweb 4/16(日) 7:10配信

ホンダF1、2日間に3回のMGU-Hトラブルについてコメント。アロンソから厳しい言葉も
2017年第3戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
 マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがF1バーレーンGP予選Q2のアタックをトラブルにより断念した後、MGU-Hの問題が発生していたことをホンダが明かした。

2017年第3戦バーレーンGP金曜 ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)はパワーユニットのトラブルでコース上でマシンをとめた

 アロンソはQ2に進出、Q1より大幅に速いタイムを走っていたと言うが、パワーユニットに問題が発生したため、アタックラップを走り切ることができなかった。ノータイムに終わったアロンソは予選15位という結果に終わった。後にチームは、アロンソのパワーユニットを決勝に備えて交換すると発表した。

 英AUTOSPORTは、MGU-HのトラブルによりICE(エンジン)にデブリが入り込み、修復できないダメージを与えたという見解を示している。

 金曜にはチームメイトのストフェル・バンドーンもMGU-Hのトラブルに見舞われている。FP1で問題が発生したためFP2に向けてスペアに交換したものの、問題が再発、FP3の前に再び交換を強いられた。

 ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏は、このトラブルの正確な原因、また、なぜそれがバーレーンで突然発生したのかを完全には理解していないと語ったと英AUTOSPORTが伝えた。

「正確な原因ははっきりとは分かっていません。ですがMGU-Hのメカニカル上の故障であることは間違いありません」と長谷川総責任者。

「ベアリング周りのもので、すべてだめになっているので交換する必要があります」

「なぜここで3回もこうしたことが起きたのか、現時点でははっきりとは分かりません。この環境が関係しているのではないかと考えています。温度が非常に高いことが理由なのかもしれません」

 決勝に向けてアロンソのマシンには新しいMGU-Hを搭載、バンドーンの使用するパワーユニットはまだ走行距離が短いため、ふたりともバーレーン決勝を完走できると、長谷川総責任者は確信している。しかしマクラーレンチーム関係者のなかには日曜にMGU-Hのトラブルが再発することを懸念する者もいる。

 ホンダエンジンのパフォーマンスについて聞かれたアロンソは、信頼性が確立されるまでは判断は下せないと答えた。アロンソはこの日、マクラーレンのチームオフィスで長谷川総責任者と話し合いを行ったと英AUTOSPORTは報じている。

「ドライバビリティの話をしても意味がない」とアロンソ。

「予選の1周も走り切れないんだ。今年はまだ一度もレースを完走できずにいる。今日は予選を走り切れなかった。そういう状態なのだから、ドライバビリティのことなどあまり考えていない」  




上層部は何考えてるのだろうか?

企業イメージが世界的に低下するだけ、、、、

よく平気だなあ、、、、、




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