あだ名は「天皇」だった眞子さまの元カレ 現在は
社会週刊新潮 2017年6月1日号掲載
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さかのぼること6年前、眞子さまはある“騒動”に巻き込まれていた。20歳のお誕生日(10月23日)の当日、あろうことか「飲酒疑惑」が持ち上がったのだ。そんな紆余曲折を経て、春は訪れた――。
***
紆余曲折を経て
ネット上では当時、眞子さまと男子学生らが一緒に写っている数枚の写真が流出していた。所属されていたスキー部の2010年12月の合宿時のものとみられ、
「眞子さまはピースサインをされるなど、いずれも仲間と寛いでいるご様子が伝わるものでした。が、ここにアルコール類が写り込んでおり、さっそく拡散してしまったのです」(皇室ウオッチャー)
この件は複数のメディアが報じ、宮内庁やICU側は火消しに躍起になっていた。そして、
「お誕生日に先立つ記者会見では『成年としてふさわしい行動を心掛けたい』と話しておられた眞子さまは、『疑われるような振舞いをしてはなりません』と、紀子さまからきついお叱りを受けてしまったのです」(同)
速報茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”
巷では青春のひとコマで済む話も、皇族となれば事情は異なる。これら写真の流出源は、眞子さまの“元カレ”と称される学生。
「同学年の川口亮平君(仮名)です。仲睦まじい2ショットも、彼のブログから流出しました。当時、部内では2人の仲は知られており、彼は周囲から冗談めかして『川口天皇』『川口親王』などと呼ばれていた。交際の深さを匂わせるような言葉もあわせて書き込まれていて、本人も『オレは皇族になる人間だから』と、得意気な様子でした」(同大スキー部関係者)
そもそも皇族にはなれないのだが、この騒動がもとで“仲”は終わったという。眞子さまが小室さんと出会ったのは、その翌12年。いわば体を張って恋の道を拓いてくれた川口君は、
「劇団勤務を経てフランスに留学。現在はコンサル会社に勤めています」(同)
あらためて本人に聞くと、
「何も話すことはないです」
王子になり損ねてしまったわけか。
今さら遅すぎます――「紀子さま」が「小室圭さん」釈明文書にきつすぎるお言葉
2/9(土) 9:00配信
デイリー新潮
今さら遅すぎます――「紀子さま」が「小室圭さん」釈明文書にきつすぎるお言葉
紀子さま
「紀子さま」が「小室圭さん」釈明文書にきつすぎるお言葉(1/2)
事態は泥沼の様相を呈している。秋篠宮家の長女・眞子さま(27)との結婚に関する行事が「2年延期」された小室圭さん(27)が突如として“釈明文書”を公表した。が、そのあまりの内容に、娘を慮って沈黙を続けてきた紀子妃も、大いに嘆かれているというのだ。
***
それはまさしく、自縄自縛の愚策でしかなかった。さる1月22日、小室さんが代理人を通じてメディアに送付した文書には、以下のように記されていたのだ。
〈多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが(中略)母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました。そのため、平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました〉
〈ご心配をいただいている方々のご納得をいただけるよう努力を重ねる覚悟でおります〉――。
が、むろんこうした“主張”がすんなり受け入れられるはずもなく、現に秋篠宮邸では、紀子妃が、
〈今さら遅すぎます〉
と、辛辣なお言葉を漏らされているという。その詳細は後述するが、ことの経緯をいま一度、振り返っておく。一昨年末、母の佳代さんと元婚約者との間に、約430万円にのぼる金銭トラブルのあることが発覚した。返済を求める男性に対し、小室母子は「贈与だった」と口を揃え、問題は未解決のまま。そして、これが主たる原因となって昨年2月、お二人の結婚行事は「2年後に延期」と発表されたわけである。
今回、小室さんの代理人となった上芝直史弁護士にあらためて尋ねると、
「一昨年の12月に元婚約者の方の記事が出て、その後も頻繁に取り上げられるようになりました。小室さんも佳代さんも、その頃から文書にしたためたような見解をお持ちだったのですが、まず対外的に説明すべきものなのか、そしてどんな形式でどのタイミングで行なうべきなのか、色々と検討しておりました」
トラブル発覚から1年以上が過ぎている点は、批判も承知だというのだが、
「公表に至った直接のきっかけは、11月に秋篠宮殿下が会見で仰った『それ相応の対応をすべき』というお言葉。また結婚の延期が発表されてから1年が経つので、その前にと考え、この時期となったのです」
が、対応は遅きに失し、さらには文面で繰り返されている〈解決済み〉をベースに、元婚約者を“説得して納得”させようとの意図が透けて見えてしまうのだ。
「この人(小室さん)はもうアウトだ」
上芝弁護士は続けて、
「文書は、秋篠宮さまや元婚約者の男性に宛てたものではなく、小室さんがお世話になっている方や本件に関心を持つ方にご説明するため公表しました。従って、事前に相手の男性のみにお伝えすべき内容でもないと捉えております。これまで先方からも連絡がなく、こちらとしてもお答えしようがなかったのです」
そう弁明するのだが、当の元婚約者の山田さん(仮名)は憤りを露わにする。
「これは圭君から見た経緯を綴っただけで『返済しない』というスタンスに変わりはない。秋篠宮さまが仰った『相応の対応』とは、まず当事者同士で話し合って解決しなさいという意味のはずなのに、彼は事前に連絡を一切せず、一方的な言い分を発信したわけです」
文書が公表された同じ日、今度は佳代さんの代理人として上芝弁護士から書留封書が送られてきたといい、
「私が週刊誌などで話してきたことについて『それらがすべて貴殿のご意向に沿うものなのかどうかを疑わしく感じているところです』と書かれていました。一体、どういうつもりなのか。事実でないことを触れて回っているとでも言いたいのでしょうか……」
山田さんは近日中に代理人を選出し、協議のテーブルにつく意向だが、それはさておき「結婚を見据えた話し合い」など、もはや無意味だと指摘するのは、さる宮内庁関係者である。
「文書が出た直後から、庁内では『この人(小室さん)はもうアウトだ』といった声が出ていました。内容や、トラブル発覚から13カ月後の公表という時期のまずさもさることながら、秋篠宮殿下が会見で口にされた真意がまるで伝わっていない。殿下は、何かコメントをしなさいと仰ったわけではなく、あくまで『国民に祝福される状況』をご希望なのに、完全に逆効果です。庁内では、この文書は何ら意味をなさないものとして黙殺されています」
「意味がわかりません」
それはまた、秋篠宮ご夫妻も同じであるという。同家の事情に通じるさる関係者が明かすには、
「紀子妃殿下は、今回のコメントを目にされて『今さら何でしょうか。遅すぎます』『内容も、よく意味がわかりません』と憮然となさっていました。妃殿下はそもそも、一昨年12月に初めて金銭トラブルが報じられた際、いち早く佳代さんに電話をかけて急遽面談をされたほど、この件を問題視なさっていました。それから1年余り、ひたすら沈黙し、殿下の呼びかけにも“ゼロ回答”を貫いてきた小室さん母子に対し、積もるお気持ちをついに吐露なさったようでした」
紀子妃はまた、この文書の発表と前後して、
「佳代さんと元婚約者のトラブルについては『それを解決できたからと言って、私たちが結婚に向けて前向きになれるかといえば、そうではありません』と漏らされていました。そうした厳しいお言葉からは、眼前の金銭問題のみならず、小室さん母子の見識こそがご一家として容認できないのだという強いお考えが、ひしひしと伝わってきました」(同)
小室さんが足掻いたところで秋篠宮家、ひいては皇室の“結論”は決まっているかに映る。が、そうした見通しを不透明にしているのは、他ならぬ眞子さまだという。それは何故か――。
(2)につづく
「週刊新潮」2019年2月7日号 掲載
「小室圭さん」母が天皇陛下に謁見要求 元婚約者は“あの母子はいつも順序が…”
社会週刊新潮 2019年1月31日号掲載
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小室圭 小室佳代
小室圭さんと母・佳代さん(他の写真を見る)
さる22日、メディアに「釈明コメント」を発表した小室圭さん(27)。が、いぜん秋篠宮家の長女・眞子さま(27)との「結婚問題」に明るい兆しは見えない。そんな折、驚愕の事実が――。小室さんの母・佳代さんが、あろうことか陛下への“謁見”を要求しているというのだ。
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速報茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”
件のコメントで小室さんが明かしたのは、母・佳代さんに取り沙汰されていた元婚約者とのトラブルは〈支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題はすべて解決済みであることを二人(※佳代さんと元婚約者)は確認したのです〉との主張だった。
その前段にあったのは、昨年11月30日のお誕生日に先立って行われた秋篠宮さまの会見である。ここで殿下は、〈(小室さん側が)それ相応の対応をするべきだと思います。(そうでなければ)婚約にあたる納采の儀は行えません〉と、相手方との円満な解決を求める“最後通牒”を突き付けておられた。
つまり、小室さんのコメントは「あらためて『贈与だった』『解決済み』といった“回答”をされても、何の意味もなさない」(宮内庁担当記者)ということになる。そして秋篠宮ご一家を襲うさらなる衝撃が、佳代さんの放った“起死回生の一撃”だという。
「実は、殿下の会見以降、佳代さんが宮内庁に直接連絡をしてきて『両陛下にお会いして、お話をさせて頂けませんか』などといった要請をしているのです」
そう打ち明けるのは、さる宮内庁関係者である。
「ですが本来、誠意を尽くしてお話をするお相手は、秋篠宮ご夫妻であるはず。ところが先の会見での厳しいご批判もあり“両殿下では埒が明かない”と踏んだのでしょうか、現在では、もっぱら千代田のオク(両陛下のご身辺のお世話をする職員)と接触を図ろうとしているのが、ありありと見て取れます」
過去には肩代わりを打診
佳代さんといえば、これまでも秋篠宮家との話し合いの中で、
〈430万円については贈与を受けたという認識で、現在もこれに変わりはありません〉
そう繰り返しながらも、
〈どうしても返さなければならないということであれば、皇室のほうでお金を用立てて頂くことはできないでしょうか〉
と、事もあろうに秋篠宮家に返済の肩代わりを打診した“過去”がある。
「この時はまだ“2年延期”と発表される前でしたので、佳代さんは結婚直後に眞子内親王殿下に支払われるはずの一時金(約1億5千万円)を当て込んでいたのでしょう。ですが、そもそも一時金とは公金であり、皇族であった方の品位を保持するためのもの。個人間の金銭トラブル解決に供していいはずがありません」(同)
この打診が受け入れられずに終わったのは言うまでもないが、佳代さんはこれに続き、またしても宮内庁を驚愕させる申し出を行っていたというわけである。
それにしても“直訴”とは前代未聞である。先の関係者が続けて、
「とはいえ、立場上はいまだ眞子内親王殿下の“婚約内定者”の母親であるわけです。『電話には出ません』と、無下に断るわけにもいかず、庁内でも困惑が広がっています」
肝心のその電話では、
「佳代さんは『両陛下との面会が許されるのであれば、圭を連れてご説明に伺います』と繰り返しています。この一件は、秋篠宮家を所管する宮務課だけでなく、両陛下のお世話にあたる侍従職にも伝えられており、念のため両陛下のお耳にも入れているとのことでしたが……」(同)
無論、こうした“蛮行”がまかり通るはずもない。向き合うべき結婚相手のご両親を差し置き、祖父母に直談判して承諾を取りつけるなど、一般社会においても常識を疑うケースであり、まして両陛下への“面会要請”など、倒錯の極みであろう。
無駄な抵抗
「佳代さんは、秋篠宮ご夫妻が結婚に否定的でも“両陛下にさえわかって頂ければ何とかなるはず”と踏んでいるのでしょうが、これは大変な見当違いだというほかありません」
そう指摘するのは、さる御所の事情に通じる人物。と言うのも、
「皇后さまはこれまで、一貫して小室さんという人を懐疑的にご覧になってきました。とりわけ米国への留学が決まり、フォーダム大のホームページが眞子さまとの関係を喧伝した際には『小室さんとは、いったいどういう方なのでしょう』と疑念を呈しておられたほどです」
その際には、
「皇后さまは、『眞子があの方に嫁ぐというのはあり得ないことですし、新しい時代に重要となる皇嗣家に連なる親戚として、あの方が入ってくるのは到底考えられません』と、漏らされていたのです」(同)
さらには、ちょうど佳代さんが宮内庁への電話攻勢を始めていた年末にも、
「小室さんの一連の振る舞いを『決して許すことのできないものです』と、皇后さまは強い表現で批判されていました。その理由は金銭トラブルそのものではなく、交際を経て婚約内定会見が過ぎてなお、事実を隠し続けてきたこと、そして秋篠宮ご一家が納得されるような説明を果たさないまま、眞子さまのお名前を用いて留学してしまったことです。これらは皇室利用であり、最も皇后さまが問題視なさっている部分です。そして、『これについては陛下も秋篠宮も同じ考えです』と仰っていました」(同)
すなわち、いかに佳代さんが直訴したところで、両陛下はすでに小室さんに“不適格”の烙印を押されており、徒労でしかないというわけだ。
元婚約者も「あの母子は…」
そもそも、かねてより秋篠宮さまは「経済的な安定を得るべく転職も含めて進路を示す」「金銭トラブルを何らかの形で解決する」という二つの課題を示されている。が、その後の進展はなく、当の小室さんはゼロ回答のまま越年という「不実の正月」を過ごした。一方、決して実現しない謁見を待ち望む佳代さんは息子の渡米後、行方不明との情報が飛び交い、実際に勤務先の洋菓子店も「休職中」だという。横浜の自宅を訪ねると、同居する佳代さんの父親とみられる男性が、
「はい……娘の……」
と言ったきり、インターフォンを遮断してしまった。佳代さんの金銭トラブルの相手方である、元婚約者の山田さん(仮名)が言う。
「秋篠宮さまが会見で『それ相応の対応を』と仰ったのに、何も“対応”せずにいきなり陛下にお会いしたいというのは無茶苦茶ですが、いかにも佳代さんらしいと思います。あの母子は、いつも順序が間違っている。佳代さんは圭君のことしか考えていないし、圭君は母親の言うことに唯々諾々と従ってしまう。なぜ、まず初めに当事者の私に連絡してこないのか。親子が互いに思いやるのは結構ですが、その陰で周りを踏み台にしていくわけです。今回の佳代さんは『責任者を出せ』と言うクレーマーに等しいと思います」
皇室ジャーナリストの山下晋司氏も、こう断じる。
「事実であれば、荒唐無稽な話です。小室さんのお母さまが宮内庁を経てお願いしても両陛下はお会いにならないでしょう。秋篠宮殿下を通じてお話をしに行くならまだしも、その過程を抜きにするのは、筋道としても間違っています」
皇后さまはかねがね、
〈この(小室さんの)問題は本来であれば、2月より前に答えが出ているお話です〉
そう口にされていたという。2月とは取りも直さず、24日に国立劇場で催される「ご在位三十年記念式典」を指しておられるわけで、現実的にはもはや“勝負あった”なのである。
「小室圭くん」とさよならしたい 「紀子さま」が目を通された宮内庁「プリンス候補」人名録
社会週刊新潮 2018年11月8日号掲載
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小室圭 眞子さま
眞子さまのお誕生日に一時帰国とも取り沙汰されたが……(他の写真を見る)
紀子さまの宮内庁「プリンス候補人名録」(1/2)
眞子さまとの結婚が延期となる中、NYへ飛び立った小室圭くん。眞子さまのお誕生日に一時帰国とも取り沙汰されたが……。そんな折、宮内庁で秘中の秘という「プリンス候補人名録」に目を通され始めたのが他ならぬ紀子さまである。小室くんとさよならするために。
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速報茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”
ここ1年余に亘って、国民の一大関心事となっているのが、秋篠宮家の長女・眞子さま(27)と小室圭くん(27)との婚約問題である。昨年9月の婚約内定会見後、小室くんの母・佳代さんが元婚約者との間に金銭トラブルを抱えていることが判明してブライダルムードは暗転、袋小路に入った。加えて今年7月、電撃的に発表された小室くんの「NYロースクール行き」によって、持久戦に持ち込まれている。
マンハッタンのタイムズスクエアに至近のフォーダム大において法律漬けの3年間を送り、晴れて眞子さまをお迎えにあがるというのが小室くんの算段のようなのだが、宮内庁幹部によると、
「眞子さまが彼と最後に面会されたのは8月頭で、それ以降はLINEなどでメッセージのやり取りをされています。その雰囲気を我々は遠巻きに見守っているわけですが、眞子さまの小室さんへの恋心を言葉にするなら、“募るばかり”というのが適当でしょうね」
そんななか、小室くんが一時帰国し、二人が再会するのではという情報が記者の間を駆け巡る一幕があった。
「小室さんは渡米した8月7日の時点で正式な留学ビザを取得できておらず、滞在90日以内のいわゆる観光ビザで現地に入ったという情報があります。原則として現地で別のビザに切り替えることはできないなどの条件があり、いったん帰国する必要があるとされてきました」
と、宮内庁担当記者。
「10月23日に政府主催で開かれた『明治150年記念式典』の数日前、警視庁の警備対象リストの『宮内庁関係者』欄に小室さんの名前があるという話が流れてきた。天皇、皇后両陛下が出席されないイベントになぜ?という疑問はあったものの、23日は眞子さまの27回目の誕生日。もしかして……という可能性は否定できず、式典の少し前までヤキモキさせられました」
最終的には、
「公安は警護対象者を常にリストアップしており、その中に小室さんの名前があるのでしょうが、そのことと記念式典、眞子さまの誕生日の話がごっちゃになり尾ひれがついて広まったということでしょう。またビザについて、彼は所属する弁護士事務所に“留学ビザを取得済み”と説明していると聞きました。3年間も海外で学ぶのに留学ビザなしとは理解しにくいですよね」(同)
というオチが濃厚のようなのだが、とはいえ、
「何事もなく3年が過ぎるのだろうか。お二人は結ばれるのだろうか……」
というのもまた、国民の一大関心事であろう。
時代を映す鏡
そして、そのことを最も敏感に感じていらっしゃるのが、眞子さまの母・紀子妃ではなかろうか。恋愛問題に詳しい「東京家族ラボ」主宰の池内ひろ美氏は、
「実際、1年や2年で帰ると言いながら帰って来なかったり、現地で新しい恋人が出来てしまったり、婚約者が海外に行ったことで破局してしまった例はたくさんあります。親御さんは年齢を重ねる中でそういう事例を見聞きしている。結婚の約束といっても、所詮は口約束ですから、破談になることなどたくさんあります。30歳になる前に他の相手を探した方がいいと考え、相手を見つけようと動いたり、見合い相手を探すのは当然の親心。娘を持つ親なら別の人をと考えて、相手探しをするというのは、十分あることです」
とあくまで一般論ながら、紀子妃の心中を忖度する。
婚約問題が暗礁に乗り上げた昨年末から、紀子妃が静かに手をお伸ばしになったリストがある。
門外不出ゆえに、特に名称が付されているわけではないから、仮に「プリンス候補人名録」としておこう。
プリンスは王子のみならず、有力者とか有力候補という意味も持つ。つまり、三笠宮彬子(あきこ)さまから愛子さままで、これから結婚が想定される「お相手候補リスト」なのだ。
宮内庁関係者は、
「家柄や育ち、経歴などに差支えるものがないかを総合的に判断したうえで、『合格』となった男子を宮内庁ではリストアップしています。結婚したり適齢期ではなくなると外れるのはもちろん、折に触れてアップデートされる。旧皇族のみならず、旧侯爵などの末裔も含まれていますが、その枠を超えて、財界の有力者の子息や旧財閥系の御曹司、地方に本社を置く企業一族など、もう少し幅広いものになっている。10月29日に高円宮絢子(あやこ)さまと結婚された守谷慧さんもこのリストに名前がありました」
と説明する。あるいは、本田靖春『現代家系論』のまえがきに、
〈「お家柄」というとき、つけられる条件は、資産、地位、声望、教養といろいろあるが、その第一は、最低3代続きであること、だそうである〉
と記されるように、3代=約100年という「安定」もまたリストに求められている要素かもしれない。
“200人余”がリストアップされた皇太子妃選び
こういったリストの歴史は今に始まったことではない。皇室内でも最重要の皇太子妃に関しては、特別態勢が敷かれていた。
〈皇太子妃選びの作業は、皇太子さまが学習院大学に在学中から始まった。天皇、皇后両陛下(当時皇太子ご夫妻)のお考えを伺いながら、宮内庁長官とごく限られた側近だけでひそかに進められた。初めは、まず旧華族の家系を中心にリストアップに着手した。皇太子さまが大学2年、20歳になったころ、旧華族の集まりである「霞会館」に協力を求めた。同会館には、会員の子弟を対象にした結婚相談室があり、適齢期を迎えた会員の子弟の情報がコンピューターに登録されている。(中略)さらに皇太子さまが大学4年になった1981年には、学習院を対象に候補者となり得る女性のリストアップ作業が行われた。学習院院長に依頼。特命を受けたある教授が、ほかの学内関係者に知られないように200人余をリストアップしたこともあった〉(毎日新聞1993年1月7日付)
今回取り上げている「プリンス候補人名録」はそこまで厳密ではないものの、
「こういった類のものは昔からあるものです。バブル時代には、世界の株式時価総額トップ10を日本企業が席巻していたことがありますよね。NTTとか銀行とか。リストにも、そういったところに勤めている人たちが少なくなかった。現在は全くいないとは言わないけど確実に減っていて、代わりにIT系の方々も入ってきています」(同)
それこそ時代を映す鏡になっているわけだ。
「紀子さまも当然リストの存在はご存じでいらっしゃる。つい先日も“どなたか良い方がいらっしゃったら……”というような話を内々にされたと聞いています。リストをチェックされ、更に詳細な情報を求められることもあるようなのです」(同)
「小室さんとの親戚関係はお断り」女性皇族から不満の声 皇后さまもお嘆きに
社会週刊新潮 2018年5月3日・10日号掲載
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小室圭 秋篠宮眞子
懸念が懸念を呼んで(他の写真を見る)
小室圭さん(26)の母・佳代さん(51)が抱える金銭トラブル「小室家問題」は、今や皇室全体を覆う一大事と化している。秋篠宮家のみならず御所の両陛下もまた、初孫である眞子さま(26)の行く末を案じておられるのは論を俟たない。
速報茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”
「それは、定期的に御所で開かれている、お三方による会談の動静からも窺えます」
とは、さる宮内庁関係者。この「三者会談」とは、天皇陛下と皇太子さま、秋篠宮さまのお三方が、ご公務のあり方などさまざまなテーマについてお話し合いになる場である。もとはご家庭間の意思疎通を円滑になさるべく皇后さまが提言なさったもので、2009年に始まった。その後は恒例となり、現在ではほぼ月に1度の割合で開かれているという。
「最近では眞子さまの案件も話題にのぼり、皇后さまがお席に加わられる場合もあります」(同)
直近では4月17日、午前11時前に皇太子さまと秋篠宮さまが立て続けに参内され、ご昼食を挟んで会談が進められていたのだが、
「皇太子さまが皇居を後にされたのは13時半過ぎ。秋篠宮さまのお帰りは、それから1時間以上も経ったあとでした」(同)
すなわち、両陛下とお話しになるべき喫緊のテーマが残っていたということである。それは、お帰りの際に通過される半蔵門の状態からも一目瞭然であった。
「この日、警備の関係で皇太子さまは乾門からお帰りになり、同じ頃に半蔵門も開きました。通常であれば秋篠宮さまを乗せた車がそのまま通過するのですが、門は20分後に一旦閉じられてしまった。それから30分以上経過し、再び開いてから十数分後、秋篠宮さまがお出になった。両陛下とのお話が予想外に長引き、お帰りの時間がずれ込んだのは明らかでした」(同)
「半蔵門の変」
実はこうした“異変”は、初めてではない。ことは前々回の三者会談が開かれた2月14日に遡る。眞子さまの結婚延期が発表されたわずか8日後に、次のような光景が展開されていたというのだ。
宮内庁関係者が続けて、
「この日も午前11時からお話し合いが始まり、13時30分頃に半蔵門から皇太子さまがお帰りになったのですが、秋篠宮さまはそれから1時間半近くも御所に滞在されていたのです」
その間、御所から最も近い半蔵門は、あろうことか開きっ放しであった。
「警備上の理由から、通常は出入りのつど開閉されるため、これはきわめて異例の事態。秋篠宮さまのお帰りのタイミングについて周囲がお尋ねできないような、極めてイレギュラーな状況で会談がなされていたのは想像に難くありません」(同)
皇太子さまが退出されたのち、秋篠宮さまと両陛下との間で交わされたお話が、時間を忘れるほど深刻さを帯び、かつ多岐にわたったという証左である。
翌日から皇后さまは…
もっとも御所での“捉え方”は一様ではなく、さる侍従職関係者によれば、
「陛下は、小室さんの存在をお知りになった時から『いい青年ではないですか』と仰っていて、そのままご裁可へと繋がっていったのですが、皇后陛下におかれては、全く正反対でした」
というのも、
「NHKで『ご婚約』と報じられたのは5月16日の夜。翌日、小室さんは取材攻勢に遭い、勤務先の法律事務所で報道対応するのですが、我々は事前に“すべてノーコメントで”と強く要請していた。にもかかわらず彼は、当日の眞子さまとの『行ってきます』『行ってらっしゃい』といった通話内容を、事もなげに漏らしてしまったのです」(同)
これに驚いたのは、宮内庁だけではなかった。
「皇后陛下もまた、小室さんの翌日の振舞いをお聞きになって尋常ならざるご様子でした。誠実さが感じられないとお嘆きで、周囲にはしきりに『あのような方で一体、眞子は大丈夫なのでしょうか』とお尋ねになるなど、ご心配を隠せずにいらっしゃったのです」(同)
海の王子やインターナショナルスクール、メガバンク勤務などとメディアが囃していた最中、皇后さまは一報の翌日から小室さんに疑問符を付けられていたというのだ。
「皇族を月」
その“視点”は、おのずと皇室で共有されていく。
「小室さんの経済力や境遇が報じられるにつれ『なぜ眞子さまは、ああした方をお選びになったのか』と、いずれも年齢が上である未婚の女王方からは、訝しむ声があがっていました」
とは、さる宮内庁幹部である。それが頂点に達したのは、9月の婚約内定会見だったという。
「この時、眞子さまに太陽と称えられた小室さんが、反対に眞子さまを月に譬えていたことで、ある女王殿下は『皇族を月とは、どういうおつもりでしょうか』と怒りを露わになさっていた。また、眞子さまが馴れ初めについて『初めてお話をしたのは2012年』と躊躇なく西暦を使われたことに『内親王ともあろう方が公の場で元号をお使いにならないなんて……』と、愕然とする方もおられたのです」(同)
かてて加えて、再来年までの延期である。
「2年間、女王方は足止めされる形で、お相手の“ハードル”は一層上がりながらもご縁談を進めづらくなる。かねて聡明で堅実と評されてきた眞子さま、そして紀子さまがこの度の事態を引き起こしたことに対し『(小室さんと)ご親戚繋がりになるのはお断りしたい』といった、ご不満の声も漏れてきています」(同)