地下駐車場から急発進…87歳男性運転の車が繁華街でワゴン車に衝突 3台絡む事故に「強く踏んだ」
6/6(木) 18:49配信
東海テレビ
東海テレビ
名古屋の繁華街で、またしても高齢ドライバーによる交通事故です。車を運転していた87歳の男性は「アクセルを強く踏んでしまった」などと話しています。
名古屋の中心部中区錦三丁目。幹線道路・錦通ではワゴン車が横転し、乗用車が中央分離帯に乗り上げてしまっています。乗用車の後部には高齢運転者マークが…。
(リポート)
「栄の中心部・錦通ですが白いバンが完全に横転しています。そしてタクシーの車内は割れたガラスが散乱しています」
事故があったのは6日午後3時ごろ。警察などによりますと中区錦三丁目の錦通で、駐車場から出てきた乗用車がワゴン車に衝突。その弾みでワゴン車は横転しながらタクシーに突っ込みました。
乗用車を運転していたのは87歳の男性で、後部座席に乗っていた83歳の妻が軽いケガをしました。ワゴン車とタクシーの運転手にはケガはありませんでした。
乗用車に衝突されたワゴン車の運転手は…。
横転したワゴン車の運転手:
「駐車場から出てきた時にえらい勢いで飛び出してきたのでは?と思う。窓開けてたので助手席の窓から這い上がった感じで」
事故はどのようにして起きたのでしょうか…。
警察などによりますと、87歳の男性が運転する乗用車は道路脇の地下駐車場から勢いよく飛び出し、3車線の中央を走っていたワゴン車に衝突。
衝突のはずみでワゴン車は横転し滑るように停車していたタクシーに突っ込んだといいます。
タクシー運転手:
「停車中にその車(ワゴン)が横滑りで突っ込んできた。横転した状態でそのまま(突っ込んできた)。もう呆然としてさっぱりわからない」
警察に対し、乗用車を運転していた87歳の男性は「前の車が駐車場から出る時に一度止まって自分が発進するときにアクセルを強く踏んでそのままいってしまった」と話しているということです。
またも起きてしまった高齢ドライバーによる事故…。
警察は運転していた87歳の男性がアクセルを踏み込みすぎたとみて事故の状況を詳しく調べています。
東海テレビ
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美容室に車 幸い窓際に人おらず 運転は70代女性
6/6(木) 18:40配信
テレ朝 news
All Nippon NewsNetwork(ANN)
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70代の女性が運転する乗用車が美容室に突っ込みました。
6日正午すぎ、青森市の道路沿いにある美容室に乗用車が突っ込みました。消防によりますと、運転していたのは70代の女性で、この女性と美容室の客ら合わせて3人が病院に運ばれました。
目撃者:「駐車場にバックで入ってUターンしようとしたらしいのですよ。気付いた時に急にアクセル踏んでそのまま真っすぐ」
運転していた女性は軽いけがをしましたが、他の2人にけがはなかったということです。
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バックにしたまま車降り…同乗女性死亡
6/6(木) 19:43配信
奈良テレビ放送
きょう午後0時45分頃、生駒市辻町にあるマンションの駐車場で、70歳の女がシフトレバーをバックにいれたまま車を離れ、動きだした車が同乗者で先に車から降りていた74歳の女性に衝突する事故がありました。この女性はおよそ2時間後に死亡が確認されました。警察は車を運転していた70歳の女を現行犯逮捕し、過失運転致死に容疑を切り替え調べを進めています。警察によりますと、サイドブレーキをかけたあともなく、運転していた女は容疑を認めているということです。
高齢ドライバー事故続発 免許返納増、誤操作対策に関心
6/7(金) 12:06配信
熊本日日新聞
高齢ドライバー事故続発 免許返納増、誤操作対策に関心
熊本トヨタ自動車が実施している、自動ブレーキ機能搭載車の試乗体験コーナー=6日、熊本市南区(臼杵大介)
全国で高齢ドライバーが絡む悲惨な死亡事故が相次ぐ中、熊本県内では運転免許の自主返納者が増加している。一方で日常生活に自動車が欠かせない高齢者も多く、誤発進の抑制装置や自動ブレーキなど安全対策への関心も高まっている。
「最近、高齢者による交通事故が目立つ。返納してよかった」。5月上旬に運転免許を返納した上田洋信さん(85)=熊本市中央区=はほっとした様子。「不便さや寂しさはあったが、とっさの反応が遅くなったと感じていた」と、返納理由を明かした。
県警によると、2018年の自主返納者は過去最多の5277人で、5年前の約2・5倍。今年に入り返納者は1日平均25人程度だったが、4月に東京・池袋で87歳男性の乗用車に母子がはねられて死亡した事故以降、1日30~40人に急増している。
また18年に県内で起きた人身事故のうち、高齢ドライバーの過失が重い事故は1114件で、死者全体の4割に当たる24人が死亡している。うちアクセルとブレーキの踏み間違いが原因の事故は18件で2人が亡くなった。
高齢ドライバー事故続発 免許返納増、誤操作対策に関心
自動車の急発進や急加速を抑制する商品を手にする自動車用品店の店員=6日、熊本市中央区
県警は「体の衰えなどを感じている高齢者は家族を交えて返納について話し合ってほしい」としている。
一方、内閣府が昨年、全国の60歳以上を対象に実施した調査では「車を運転する」と答えた75~79歳は45・7%、80歳以上でも26・4%に上る。
そこで、多くの高齢者事故の原因となっている「踏み間違い」を防止できると注目を集めているのが、ブレーキとアクセルを一体化したナルセ機材(玉名市)の「ワンペダル」。ペダルを踏み込めばブレーキ、つま先を右側に倒せばアクセルとなる。
池袋の事故以降、問い合わせは全国から1日約20件と10倍に増え、予約は4~5カ月待ち。販売担当の荒田晃慎[こうしん]さん(50)は「お年寄りの家族からの問い合わせが多い。1人暮らしの親を心配して、離れて暮らす子どもが購入を検討するケースなどが目立つ」という。
自動車用品店イエローハット本山店(熊本市中央区)では、急発進などを感知してギアをニュートラルにする装置への問い合わせが増加。店員の米谷尚純さん(24)は「ほとんどなかった問い合わせが、この数カ月で1日数件の電話がある」。
自動ブレーキなど安全機能を備えた自動車の普及も進んでいる。熊本トヨタ自動車(同市南区)では、「安全重視」の買い替え需要が高まっている。自動ブレーキ機能を搭載した車に夫と試乗した主婦の宮川静代さん(70)=同区=は「他人を傷つけないためにも、安心できる車に買い替えるつもりです」と話した。(前田晃志、堀江利雅、國崎千晶)