昨日のNHKを見ていました。介護の人材が逃げていく。要するに若い介護士の人がつらい仕事にも係わらず、1ヶ月15-16万円くらいの給料ではどうしようもなく、辞めていくという話です。介護の仕事は想像を絶するような仕事で、かっこいい仕事を追いかける若い人が多い中、本当に頑張っていますが、この給料では生活が出来ないようです。これが現実の様です。
現状をわかってない、お役人主導でことが運ばれてこの結果です。笑ったのはお役人出身の人が介護施設も経営マインドを持たねばダメだとか?おかしいですね。ある介護施設の理事の人はサイドビジネスとしてフィットネスセンターの経営を進言され”自分の思っている方向と違う”と言われていました。
また日本の介護施設の社長がフィリピンを訪問。現地のフィリピンの学生(看護)に将来どこで働きたいか聞いたら、30人中日本と答えたのは1人で、その人は現実に驚いていました。日本でフィリピンの女性が介護士として働くには、4年生大学卒業、6ヶ月の経験、滞在4年後に国家試験を受け、合格しないと滞在は不許可。これは無理ですね。殆どの学生は、アメリカ、カナダ、イスラエルに行くと言ってました。ある学生は4年制大学に固執しないでほしい、日本のお年よりは気が短くて、怒りっぽいから辛抱が大切と言ってました。
要は 日本は世の中の動きが全くわかってない。日本の常識は世界の非常識なんですね。明日はわが身のことわざながら、これからの介護の問題の深刻さを身をもって経験しました。たまにはNHKもいい番組を報道しますね。(爆笑)