日々はつれづれ

旅に出たいと思いつつ、過ぎていく日々のつぶやき。

黄金の都 シカン

2009年09月17日 | 博物館・展覧会・講座


上野の国立科学博物館の「黄金の都 シカン」展を見に行ってきました。
こちらはトリノ・エジプト展に比べると程よい混雑具合。
目玉の「シカン黄金大仮面」や「黄金のトゥミ」もじっくり見ることができました。
トゥミは儀式用のナイフだそうで、柄の部分が半円形になっています。
青銅製のものもあり、それでいけにえの首を掻っ切ったそうです。
黄金のものは祭事用で実際には使われなかったそうです。
シカン展は以前のものも見たはずですが、あまりにも前なので記憶がおぼろげ。
まだまだ謎の文明を垣間見ることができて楽しかったです。

会場は神殿風の建物で仕切られて、照明の当たり具合もよく見やすかったです。
発掘の様子や発掘者・島田先生の解説の映像がいたるところにありました。
最後は眼鏡をかけて見る3Dシアターが。
発掘の様子や、埋葬された時の再現グラフィックが上映されていました。

大混雑しているわけではないのでそれらもじっくり見たら結構時間がかかりました。
でもまたこのようなイベントがあったら、また新たな進展があるのでしょう。
まさに現在進行形の大発見を追いかけられるのは楽しいものです。

海洋堂じゃないけど、グッズ売り場にガチャポンがあったので挑戦。



黄金のトゥミが出てきました。
愛嬌のある顔です。



それ以外のラインナップはこちら。
この黄金の蜘蛛も、実物はなめらがで実に素晴らしいものでした。
そしてペルーつながりでか、ナスカの地上絵も。
ストラップバージョンもあったのでした。
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トリノ・エジプト展

2009年09月16日 | 博物館・展覧会・講座


横浜に続いて、今度は上野で開催されている「トリノ・エジプト展」へ行って参りました。
やはりエジプトは人気なので混んでいます。
会場が古い美術館なので過剰な演出はなく、まさに展示物で勝負!といった感じ。
トリノにエジプト博物館があるなんて知りませんでした。
エジプトの宝は本当に世界中にちらばっているのですね。
今回の展示はまた素晴らしいものでした。

目玉のひとつがチケットにもある「アメン神とツタンカーメン王の像」。
ツタンカーメンの右手はアメン神の肩に添えられています。
その他にも滑らかに加工された石の棺とか、色鮮やかな木製の棺もありました。
「ライオン頭のセクメト女神座像」などの彫像も素晴らしかったです。
あと、鮮やかに色が残っている壁画や動物の像などもありました。
ヒエログリフの練習版や死者の書などもあって見応えがありました。

イヤホンガイドは沢村一樹とフジテレビの木幡アナ。
沢村さんはヒエログリフを解読したシャンポリオンという設定でした。
そしてこのイヤホンガイド、ひとつひとつの解説が詳しくて面白かったです。
おかげでなかなか展示物の前から動けませんでしたが、細かいところまで解説してくれました。
エジプトは本当に奥が深いです。


余談ですが、この東京都美術館のトイレは足元の丸い突起を踏むと水が流れます。
最初レバーが見つからなくて探してしまうんですね。
洗浄ペダルの解説が日本語ではあるのですが、以前外国人の女の子が出てきた瞬間友達に苦笑交じりにまくしたてていました。
「流し方わからなくて焦ったわ!足元にだったのね」「わかりにくいわよね!」と言い合っているようでした(笑)。
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海のエジプト展

2009年09月11日 | 博物館・展覧会・講座


パシフィコ横浜で開催されている「海のエジプト展」へ行ってきました。

海の中から発掘された遺物の数々。
カノープス・ヘラクレイオン・アレキサンドリアの三都市のものを中心に展示されていました。
エジプト王朝末期、プトレマイオス朝のものなので顔がギリシア風。
スフィンクスもファラオの顔も目鼻立ちがくっきりとして、巻き毛のものもあったり。
「アメンホテプ4世の、のっぺり顔がなつかしいね」などと言っていました。
でも大きな石板から小指ほどの小さな像やコインなど、よく見つけたなぁというものもたくさん。
海の中からということで、会場も全体的に水の演出が。
天井にかかった布に波紋が投影されたり、足元に魚が泳いでいたりという工夫が。
海中発掘の再現ジオラマや、エジプトゆかりの香りを楽しめるコーナーもありました。
そして最後のバーチャルシアターがまたおもしろかったです。
CGにより再現された海中を発掘したり、アレキサンドリアの街を上空から見たり。
アレキサンドリアの沖合いには、古代世界七不思議に数えられる大灯台の姿もありました。
海の中から発掘した、ということがすごいのですが、展示物自体はこじんまりとしたものがほとんど。
だからでしょうか、演出で楽しませるような展覧会でした。

今回イヤホンガイドは一般向けとコナンバージョンが。
解説数は少なくなるけれど、クイズもあっておもしろそうなコナンに案内してもらいました。
解説ごとにキーワードをもらえ、それがクイズの問題となります。
難しくはないし外れても何も問題はないのですが、宝探しのようでおもしろかったです。
返却の際に「コナンです」と申告すると、こんな認定証がもらえたのでした。

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色で学ぶ! 戦国時代の武将

2009年08月16日 | 博物館・展覧会・講座


東京駅駅八重洲地下街で「色に親しむ、夏休み」というイベントがあるそうです。
そこで見つけた「色で学ぶ! 戦国時代の武将」とういセミナーに先日行ってみました。
色がテーマのイベントなので、そこから戦国時代を見るのは面白いなと思ったので。
女流歴史プロデューサー・早川知佐さんのトークショーだそうです。
この方、初めて知りましたが、いろいろイベントなどを開催しているそう。
(早川知佐さんのブログはこちら

戦国時代の鮮やかな陣羽織などのお話もありましたが、今回は「赤」がテーマ。
戦国の赤と言ったら真田幸村。
真田と言ったら武田信玄。
というわけで、私の期待通りの話が出てきました。
内容としては、

・鎧の赤備えのは真田だけでなく、後の井伊家のも有名。
・井伊家の居城、彦根城には鎧が展示されている。
・彦根城と言ったらひこにゃん。ひこにゃんの兜は井伊家に伝わる赤い鎧のもの。
・赤備えとは将だけでなく、部隊全ての防備・武具の全てを赤に統一したもの。
・赤は勇猛果敢な代名詞であり、赤備えはそもそも甲斐武田氏のものが有名。
・武田氏滅亡後、かつて武田に苦しめられた家康が赤備えを引き継ぎ、井伊家に与えた。
・武田信玄は赤のほかに陰陽五行にのっとった色合いの備え部隊を作った。
・伊達政宗の鎧も黒一色。後にダースベーダーのモデルになった。

などでした。なんとも私の好みドンビシャ。
というか、色の話よりも武田信玄と徳川家康の話が充実しておりました。
私は大変楽しかったのですが、興味ない人はちょっと複雑だったかも。
前に座っていた方も寝ていたし…。
私がセミナーの告知を見つけたのは、都内の女性OL向けの情報誌「city wave」でした。
そんな人が多かったのか、当初の参加者は同年代の女性がほとんど。
途中で通りがかりのおじさんなんかがも集まって、終わる頃には30人くらいになっていたようです。
セミナー後、少しだけ早川さんともお話できました。


夜は友人と待ち合わせてお食事。
例によって、友人は私のオタク話を聞かされる羽目になったのでした。



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国宝・阿修羅展

2009年06月03日 | 博物館・展覧会・講座


今話題の「国宝・阿修羅展」に行ってきました。
しかし平日だというのに入場制限がかかり1時間半待ち…。
並んでみたものの、こちらは20時までやっているので先に「恐竜展」に行くことに。
再び並び始めること多分2時間弱。
行列のある場所には日傘の貸し出しや給水所が設けられたりしていました。
気分の悪い人が出たときのために、係りの人も列の間を巡回。
しかし本当に大変なのは入場してからです。

とにかくすごい人と熱気。
解説を聞きながら見学するなど無理そうだったので、イヤホンガイドは借りず。
最初の部屋のガラスケースの中もほとんど見えません。
ただ、手元だけではなく上のほうにも解説板がありました。
気になったのだけ人並みの隙間から見学。
最初の部屋を過ぎると十二神将などの像があります。
カルラのくちばしがちょっと素敵。
阿修羅・十二神将というとまんが「聖伝」を思い出す世代の私たち。
「これがけんだっぱ王か!」などと言っていました。

そうしてたどり着いた阿修羅の部屋。
ダヴィンチ展の時と同じようにスロープができています。
そこも人が連なっていますが、隙間から見下ろして絶句。
阿修羅像を何重にも人が取り巻き、押し合いへし合いしています…。
それでもそこを進まねば次の部屋へいけないし、近くで見たいし。
ということで突入。
阿修羅とゆっくり対峙して何かを感じる…なんてことはできませんでした。
それでもぐるっと一周できるのは楽しいです。
阿修羅の腕は縦に並んでいるのかと思ったら、下の2本は同じ位置から出ていました。
阿修羅というと3面とも全く違う顔をしているものと思っていました。
思い出すのはキン肉マンに出てくるアシュラマン。
あの顔がくるくる回るのが印象に残っています。
とまぁ、やはり煩悩は追い出せず凛々しいお顔を眺めていたのでした。

阿修羅の部屋を出たら通路を挟んで第二会場です。
ここに来るとぐっと人が減りました。みんなどこに行ったんだろう…。
第二会場入ってすぐには四天王像。
これがまたすばらしくかっこよかった!
俗な人間なので、やはりこういう華麗な衣装は心ときめきます。
甲冑は凛々しく、衣は緩やかに波打ち今にも動き出しそうです。
本物の柔らかな布なのかと思ってしまうくらいの質感。模様も素敵。
その奥には金色の薬王菩薩と薬上菩薩が。
四天王の隆々とした身体と違い、こちらややわらか。
特に薬上菩薩のシルエットが女性的で不思議な印象でした。
最後にバーチャル映像の部屋を経てギフトショップへ。

そりゃもうこの人気ですからギフトショップも大混雑。
人並みをかきわけてポストカードコーナーへ行きました。
阿修羅は正面・背後・横からとあったので購入。
四天王は4体で1枚のみ。写っているのも上半身だけ。
折角だから1対ずつ全身写っているものが欲しかったです。
その他にカルラのポストカードも購入。
あと、阿修羅の蒔絵シールも買ってきてしまいました。

間もなく終わるというのに大盛況の阿修羅展。
最後の週末は一体どれほど混むのでしょう。
でも行ってみて良かったと思ったのでした。
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大恐竜展~知られざる南半球の支配者

2009年06月02日 | 博物館・展覧会・講座


大恐竜展~知られざる南半球の支配者」に行ってきました。
国立科学博物館では6月21日まで開催されています。

大陸がまだ南北にあるだけだった時代の南側、ゴンドワナ大陸を中心とした展示。
その中でも心をとらわれたのはこいつ。



低い草を食べるという「ニジェールサウルス」でした。
四角い顔と並んだ歯で何とも愛嬌のある顔です。
他にも気になる恐竜を撮ってみたのでこちらからどうぞ。
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スリランカ展

2008年11月12日 | 博物館・展覧会・講座


先日上野の東京国立博物館で開催されている「スリランカ展」へ行ってきました。

今回のイヤホンガイドはウイッキーさんと女性の声。
ウイッキーさんってスリランカ出身だったんですね。

展覧会はこじんまりとしているものの、仏像や装飾品などが展示されていました。
男女の神が背中合わせの像などおもしろかったです。
(表から見ると男神、裏から見ると女神になっていました)
仏教ものがメインでしたが、ヒンドゥー教が盛んな時期もあったようです。
シヴァ神やガネーシャのレリーフや像なんかもありました。

敷地内のカフェではスリランカビールなどもあり思わず休憩。
フルーティでおいしいビールでした。
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旅行博2008の戦利品

2008年09月21日 | 博物館・展覧会・講座


旅行博でもらえる主なものといったらパンフレット。
これはブースによって様々で、ペラものもあれば立派なものまで。
今回もらってきた中ではトルコやモロッコは地域別に数種類あり、
クロアチアは平綴じの立派な文化遺産と自然遺産の冊子。
イランはマウスパッドやDVDなどもありました。



その他ペルーのブースではピスコソーダを試飲。
コーヒーとココナッツの味がするような気がしました。
ペルーの飲み物っていつ飲んでも味が違う気がします…。



こちらは有料の食事エリアにて。
ガーナのビールとケバブを食べました。

あとハンガリーのブースでは貴腐ワインを試飲させてもらい、
1杯300円の赤ワインも友人と半分こしました。
ボトルも1500円前後で売っているところもあり、買えばよかったと後悔。
しかしパンフレットだけで相当な重さになり帰りが大変でした。
宅急便コーナーもありますがなんとなく勿体無い気がして利用せず。
紙袋はいたるところでもらえるので不自由しませんが、
キャスター付きの袋を持っている人もちらほらいて感心しました。

去年はエジプトに行っていたので行けなかった旅行博。
ここの連休は旅に出る可能性もあるので、来年は日にちをずらしてくれないものか。
などと思ったのでした。
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旅行博2008

2008年09月20日 | 博物館・展覧会・講座
今週末東京ビックサイトで開催されている「旅行博2008」に行ってきました。



入口からして空港風。
搭乗案内のパネル風垂れ幕にはイベント内容がありました。
会場内は色々な国の観光局や航空会社や旅行会社がブースを出しています。
大きなステージの他にブースによってはその国のダンスや音楽を演奏されていたり、
ちょっとした食事や飲み物があったりしました。
航空会社などはファーストクラスのシートや個室が体験できたり。
またブースによってはパーテーションで仕切られただけのところや、
お金をかけた装飾のところがあったりとにぎやかで楽しいです。



インドネシアのブース。人垣からのぞいたらダンスが終わったところ。
ツボだったのがイランのブース。



ちょっとかっこよすぎー!
バラの香油を腕に付けてもらえました。
その他トルコのブースではいろいろお話が聞けたり。
なかなか人が多くてむずかしいですが、
気になる国の観光情報を聞けるのも醍醐味です。
冬の雪に埋もれたカッパドキアもいいそうですよ。

でもやはり気になったのがこれ。
イランの四隅にいた気になるあいつ。


「やっほーい」
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「レゴ」で作った世界遺産展

2008年07月30日 | 博物館・展覧会・講座
浦和のパルコに寄ったら「レゴで作った世界遺産展」をやっていました。



こういう派手なものは見ごたえがありますね。



ベンチもレゴでできているようです。

 

インドのタージ・マハル。右は入口のアップ。
ドームといい細かい模様といいすごいです。



ローマのコロッセオ。これも良く出来てる。
が、色が違う~。本物はもっとレンガっぽい色でした。

そしてこれ何だかわかります…?



ペルーのマチュピチュだそうです。なんか違う…。
あとやはりワイナピチュがないとマチュピチュじゃない気がします。

じっくりと眺めていたら、小学3年生くらいの男の子が
「早く!これアンコール・ワットだよ!こっちは白川郷だ!!」
と興奮して友だちやお母さんを呼んでいました。
その歳で結構詳しいな、おぬし。
10年後、彼はリュックを担いで世界を放浪しているかもしれません。
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