日々はつれづれ

旅に出たいと思いつつ、過ぎていく日々のつぶやき。

ミイラと古代エジプト展

2006年11月03日 | 博物館・展覧会・講座
 上野国立科学博物館で開催されている「ミイラと古代エジプト展」に行って参りました。

 それにしても3連休初日の上野はすごい人出!
 「ダリ回顧展」や「大エルミタージュ美術館展」などもやっているせいでしょうが、科学博物館もこの日は通常展入場無料ということですごい人でした。
 エジプト展の入場が時間で区切られているので、それまで通常展を見ているわけですが、本館の一部に入れるようになっていて、フーコーの振り子を久しぶりに見たような気がします。

 ここでやっていたのが「化け物の文化誌展」。入口の看板に「鵺(ぬえ)」の文字があったので思わずエキサイトしてしまったところ、係員の方に「今回鵺の展示はございません。妖怪展ではありませんので」と諭されてしまいました。
 えーと、化け物と妖怪はどう違うんでしょう? 無知なのでよくわかりませんが。
 残念ながら鵺はいませんでしたが、江戸時代の化け物屏風絵や中国の本などが展示されていていました。
 しかし最大の目玉は入口付近にある河童の手と人魚のミイラ。
 人魚のミイラを見た友人たちと「こんなのいっぱいいたら不気味だねー」「びちびち跳ねてるんだよ」などと言っていました。

 まだ時間があるので、ミイラ展の入口手前で開催されていた「南方熊楠展」へ。
 こちらはあまり混雑しておらずゆっくり見れました。熊楠のたどった道や研究などの説明がありましたが、すばらしいのは観察記録。
 スケッチのきのこがおいしそうでした(そこかよ)。
 思ったよりも楽しんでいざエジプト展へ。

 実はこの展示は日時指定制だったはずなのですが、あまり知られていないのか、みんなそんな面倒なことをするのが嫌なのか指定券が余っていました。
 そうすると当日券が普通に出るわけで。
 祝日なのでわざわざ日時・時間指定券を用意していったのに、普通に混雑していて何のお得感もなかったのでした…。なんかちょっと納得いきません。
 でも中身は結構おもしろかったのです。

 

 まずはこの眼鏡をかけて3Dシアターへ。
 この眼鏡の柄がなかなかおもしろくて、大勢の人がかけている姿を正面からみてみたいものです。
 これで今回の主役である大英博物館所蔵「ネスペルエンネブウ」のミイラについての解説があります。
 ミイラを開くことのないままCTスキャンによって解明された中身を立体画像で見せてくれるわけなのですが、虫歯なども暴露されていて個人情報だだ漏れでございます。
 展示の内容もそれに伴ったようにミイラの作り方や副葬品の説明、神殿のものなどが中心で見やすかったと思います。
 人が多くて並びましたが(まだ釈然としない模様)。
 小さいワニや魚のミイラもありました。魚のミイラは干物のようでした。

 グッズ売り場では海洋堂製作オフィシャルフィギュアがありました。
 マトリョーシカのようにミイラが包帯に収まり棺に収まり…となっていくもの。
 とーっても心ひかれましたがお値段が5000円…。
 友人とも「ネスペルエンネブウさんとはえんもゆかりもないしね」となぐさめ合い泣く泣く諦めました。
 3500円だったら即買いしてたと思いますが。

 その後何故かファミレスで食事がしたくなり、秋葉原に移動してデニーズへ。
 いろんな客がいておもしろかったです。

 文化の日らしくいろんな文化に触れた一日だったのでした。
コメント (2)
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