あれはまだ幼稚園に入るかまだかという頃。
母にサンタさんからのプレゼントを聞かれ、お願いしたのは
こういう長靴にお菓子が入っているやつでした。
もちろん大きいの。
しかし兄が野球のゲーム盤を頼んだのを知り、当日
「いまからかえてもいいかなぁ」
と言ったところ、母は目をそらして
「もう無理だと思うよ…」
と答えたのを今でも覚えています。
この頃からがめつい人間だったようです…。
そして寒い中玄関を開け、家族みんなで待つことしばし。
暗がりから赤い人が出てきて、どさっと何かを置くとあっという間に走り去りました。
もちろん私は大興奮!
正体はお向かいのおじさんだったのですが、私にとっては本物のサンタさんです。
そしてもらった長靴おかしを早速あけました。
つま先まで入っていると思ってましたが足首あたりまでしか入ってないんですよね。
上げ底にちょっぴりがっかりしたのを覚えています。
どんだけがめついんだ、自分…。
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