サクラソウ科サクラソウ属。多年草、日本のサクラソウ類の代表で、日本では北海道、本州、四国、九州の高原や原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布するが、野生の群落を見ることが稀になっている。また、埼玉県と大阪府の県(府)花に指定されている。 江戸時代に育種が進み、数百に及ぶ品種が作られた古典園芸植物でもある。 原産地:日本原産。 サクラソウ属は世界中に400種あり、ホザキサクラソウなど1部を除くと花の形や草姿に極端な違いはないので「サクラソウ」を総称することが多い。園芸店でサクラソウとして売られている植物としては西洋サクラソウ、オトメザクラ(プリムラ・マラコイデス)、トキワザクラ(プリムラ・オプコニカ)などがあり本種は少ない。 開花期:3月中旬~5月中旬。 高さ15~40㎝の花茎を直立させ、5~10個の花をつける。花柄は長く、葉は楕円形でしわが多く、縁に浅い切れ込みがあり葉や茎に白い軟毛が生えている。花は直径2~3㎝ほどほどで、花弁が5個に深く裂け、さらに各弁が半分近く裂ける。淡紅色で稀に白花がある。2月1日、2月5日、2月24日、5月18日の誕生花。 花言葉:「希望」、「かわいい」、「少女の愛」、「初恋」、「少年時代の希望」、「青春の歓びと悲しみ」、「勝者の寛容」、「神秘な心」、「私を信じて」、「愛情」。
写真 サクラソウ (12月20日花屋)