キンポウゲ科センニンソウ属。つる性の半低木多年草。 和名の由来は、痩果につく綿毛を仙人の髪に見立てたことに由来します。 別名:ウマクワズ、ウマノハオトシ、ドクカズラ、ハレグサ、タムシグサ。 有毒成分を含み茎や葉の乳汁が皮膚に付くと、かぶれることがあるので注意。その一方,漢方生薬として利尿剤、鎮痛剤などに利用される。 分布:中国南部、台湾、朝鮮半島南部、日本の温帯から亜熱帯の地域に分布する。 日本では北海道南部、本州、小笠原諸島、四国、九州、沖縄に広く分布する。 日当たりのよい山野や、道端の林縁に生育する。牧草地に侵入する有害雑草として知られている。 センニンソウ属は世界中に300種、 日本には20種以上がある。花の美しいカザグルマやそれに類似の花の美しい外国種が栽培されクレマチスと呼ばれている。 開花期:8月~9月。 枝の先端と葉腋から3出集散状の花序を出し多数の花をつけ、しばしば全体として大きな円錐形となる。白色の花は2~3㎝程、花に見えるのは4枚の萼片です。 9月12日の誕生花。 花言葉:「安全」、「無事」、「あふれるばかりの善意」。
写真 センニンソウ (8月8日・楢原町)