ブナ科クリ属。 落葉性高木、高さ15m、幹の直径80㎝以上にになる。 和名のクリの語源は諸説あり、食料として古くから栽培され、果実が黒褐色になるので「黒実(くろみ)」になり、これが転じて「クリ」と呼ばれるようになったという説。 樹皮や殻が栗色というところから樹名になったなったという説。 クリとはもともと「石」という意味で、実の堅い殻をクリと呼んだという説などもある。 野生種はヤマグリ(山栗)と呼ばれ、果実が小さいことからシバグリ(柴栗)と呼ばれる。 中国植物名は栗(りつ)、中国の柴栗が甘栗(天津甘栗)として市販される栗である。 原産地:日本、中国。 分布:日本と朝鮮半島南部、北海道西南部から本州、四国、九州の屋久島まで分布する。 栗の実は人類史上において食料として古くから重用されてきた。 縄文時代には食用であるほか、建築材、木具材として極めて重要な樹木であった。 開花期:6月前後に開花。 果実は9月~10月。 実は茶色に成熟するといがのある殻斗が4分割に裂開して、中から堅い果実が1~3個ずつ現れる。 3月8日、6月20日、10月24日の誕生花。 花言葉:「公平)、「豪華」、「満足」、「真心」。
写真 クリ(栗) 8月25日・楢原町