平出の泉(ヒライデノイズミ) 所在地:長野県塩尻市宇賀平出。 昭和45年1月13日、市史跡に指定。 石灰岩の洞窟に集まった伏流水が鍾乳洞の出口から湧き出しているとされる。水温はあまりな変動はない。清冽な泉は四季満々と湛えられて、長形63m、短形36mであり、最大深水は約6m。 今の堤は江戸時代に田用水として貯水を目的に築かれたもので、この泉の恩恵で、原始・古代の大集落平出の遺跡が発展した。(同市教育委員会設置の案内板による)。 日本3大遺跡に数えられる平出遺跡。太古からこの地には多くの人の営みがあった。 それを支えたのが石灰層からこんこんと湧き出る清冽(セイレツ)な水である。前記の通り江戸時代に堤が作られ、溜めた用水を効果的に活用できるようになった。 平出の泉は今も、エメラルド色の神秘的な水をたたえ、水深6mの底まで見透せる。 泉近くには、平出遺跡の資料館や遺跡などが隣接している。
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平出の泉 (6月24日撮影)
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