ゴマノハグサ科モウズイカ属。 大きな葉のロゼットから伸長した長い花穂に、黄色い小花を密集し、高さ2m以上になる毛深い2年生植物です。また、薬用として咳や呼吸器の病気、肌の多様な疾患に対する外用薬に使われました。ほかにも染料や松明を作るためにも使われました。 別名:アイヌタバコ、ニワタバコ、バーバスカム、マレイン。 原産地:ヨーロッパ。 分布:ヨーロッパ、アメリカ、アジア。 日本へは明治時代に渡来し、日本各地で野生化しており,土手沿いの荒れ地や畑など、いたるところで見かける外来種です。北海道や東北地方に多く分布しています。 もとは観賞用として渡来したが、今では駆除が面倒な植物であることから、厄介者にされることが多いです。 開花期:8月~9月。茎の先に長さ20~50㎝の総状花序をだし、黄色の花を密につける。花冠は2~2.5㎝で5裂し、外側に星状毛がある。さく果は球形で黄白色の毛が密生する。 花言葉:「夏美人」、「気立ての良さ」、「大器の風格」、「全ての物をあなたにあげる」。
写真 ビロードモウズイカ (9月21日、浅川土手)