高野山の奥之院では毎日、維那(ゆいな)と呼ばれる仕侍僧が衣服と2回の食事を
弘法大師御廟に給仕しています。この行事が『生身供』(しょうじんぐ)で、
御廟で待つ空海に食事を届ける儀式。没後1200年近くも毎日欠かさずに続けられています。
御供所にて調理された食事は嘗試地蔵(あじみじぞう)での味見を経て
案内人の維那(ゆいな)を先頭にして、2人の僧が白木の箱に納めて御廟へと運んでいきます.
姿は見えないかもしれませんが、空海は確かにそこにいるそう信じられているのです。
弘法大師の食事を作っている場所で朝は6時と10時半に歴代の行法師達の手によって調理され
1200年間一度も欠かされない重要な儀式のひとつです。
空海は835年3月21日午前4時永遠の瞑想に入られています。
以前お遍路満願お礼参りで2回遭遇していますが
今回10時半の「生身供」を待って拝見しました。
嘗試地蔵(あじみじぞう)前
写真はここまで
一の橋口から奥の院に向かう入口に司馬遼太郎の高野山を綴った文学碑があります。
暖かい日差しにこんな花が咲きました。
シレネ
ツルニチソウ
ハナニラ
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