自分で焼く 立ち呑み & 大衆ホルモン おっさん亭 の ブログ

日々(ひび)あったことを、まじめにかいていきます。ばかまじめなブログです。よろしくおねがいいたします。誤字脱字あたりまえ

土居の商店街 その⑤  京阪商店街 その④からのつづきです。

2013-03-05 07:57:25 | インポート

女性用の、新品の古着を、1着100円で、売っていたが、

ぜんぜん売れなかったので、

半額セールをした。

ここは、商店街だから、

たとえ、古着でも、新品・未使用だから、

1着100円を、半額セールにしたら、

1着50円にしたら、

売れるだろうと、

簡単に、あんいに 考えていた。

ところが、

へんなところで、なやんだ。

「店内全品半額」

と、

書くか?

「店内全品50%OFF」

書くか?、

まよった。

どちらのほうが、インパクトが あるのか?

どちらのほうが、より御客様が、来てくれるのか?

どちらにしたら 御客様に、激震を あたえることができるのか?

どちらにしたら、売り上げが上がるのか?

どちらにしたら、通行人の、目を引くことが、できるのか?

どちらにしたら、御客様は、店内に、気軽に 入ってくれるのか?

なやんだ。

あたまが、はげるくらいなやんだ。

三日三晩なやんだ。

実際、あたまの髪の毛が、ぬけた。

なやみに、なやみ、

「店内全品半額」

書いた。

そして、

もう1枚に

「店内全品50%OFF」

と、

書いた。

なやまなくても、よかった。

2枚書いたら すむことだった。

スーパーの ごみ捨て場から、店員さんの、許可をもらい、

きれいなダンボールを、もらってきて、

そのダンボールの1枚に、

「店内全品半額」

書き、

もう1枚には、

「店内全品50%OFF」

書いた。

たかだか、100円の新品未使用の古着が、50円になっただけだった。

こんどは、

なぜ、悩んでいたか、なやんだ。

なぜ、こんな、簡単なことが、僕には、わからなかったのか。

1着50円にすると、

すこしずつ 売れ出した。

60歳以上と、おぼしめす 女性の方々が、

「にいちゃん、これいくらや」

と、

聞いてくれるようになった。

「はい、1着50円です」

と、

僕は、答えた。

なかには、

70歳くらいと、よそうされる、

女性に方から、

「おじいちゃん、これとこれちょうだい」

と、

言われた。

僕は、

おじいちゃんに みえるのか?

僕は、この女性の方より、

年上に見えるのか?

かなしくなったが、

「はい、2着で、100円です」

と、

おばあちゃんに、答えた。

半額セールをした、その日から、

売り上げが、

1日 2,000円~3,000円くらいになった。

しかし、これでは、1ヶ月 30日営業しても、10万円にもならないので、

家賃も払えない。

2週間くらい、半額セールをしたが、

あきらめた。

はやく、

もくてき(目的)の、焼鳥屋をしなければ、

毎月の家賃も、毎月払う商店会費も、借金の利息も、

払えない。

最後は、

女性用の古着を、1着0円にした。

とぶようにうれた。

店の前の地面に、大きなダンボールを、

5~6個置き、そのダンボールの中に、

服を、どさっと いれて、

僕は、奥に、ひっこんだ、

店員のぼくがいてると、服を ゆっくりみれないだろうと、

思い、

僕は、奥へひっこんだ。

古着は、あっという間に、なくなった。

過去に、ないくらい、0円で売れた。

大きなダンボールを、2人がかりで、

そのままもっていかれた、

御客様もいてた。

0円だから、OKだった。

ご近所さんへ、服の配達もした。

「にいちゃん、すこし買いすぎたから、あずかっといて~」

と、

かっぷくのいい女性の御客様から、いわれた。

その女性は、

「うち、そこやねん、

そやから、またくるで、おいといて~」

言うので、

僕は、

「ひまやから、一緒に、はこびますわ~」

答えた。

はじめは、遠慮していたのか、断っていたが、

結局

はこんだ。

「家 そこやから~~」

言うので、

近いのかな、と思っていたら、

結構 遠かった。

はこびおえ、

店に帰ると、

ダンボールが、からになっていたので、

追加した。

昼ぐらいから、はじめたが、

夕方には、ほぼ、在庫0になっていた。


京阪商店街 その④→以後、⑤からは、「土居の商店街」に変更いたします。

2013-03-03 08:52:24 | ブログ

男性のかたが、当店で、売っている、

女性用の服を着て、再び当店にやってきた。

そして、

「こんどは、試着できるゥ~~~うっふん」

と、

ガラガラ声で、

いってきたので、

ぼくは、

「できますよ」と、

こたえた。

当店は、土居の店とき、店内の奥のほうに、トイレがあったので、

そちらのほうなら、人目につかず、試着できるようになっていた。

2段式になった、服かけラックを、めかくしにした。

2段式服かけラックの、1番下は、小さなタイヤがついていて、移動可能だったので、

むりやり、移動させて、目隠しにした。

たかさは、2mくらいあり、上段、下段と、女性ものの、衣類が、

たくさん、びっしりならんでいたので、反対がわからは、みえなかった。

おくにある、トイレの手前に、その衣類がビッシリならんでいる2段式ラックを、

移動させ、試着していただいた。

「おじさ~~ん、これサイズが、あわないわ~~、もうすこしおおきいのなぁ~~い?」

と、

女性ものの衣類を、試着している、おじさんが、言ってきた。

ぼくは、

「ありますが、柄(がら)が、すこし、ちがうものしかありません」

と答えた。

「じゃ~~、それっでもいいから、もってきてぇ~~~」

と、試着している、おじさんが、いってきた。

僕は、

「は~~い」

返事をかえし、

何着か、大きい、サイズの上着を、持っていった。

もっていったとき、

「試着しているから、みないでね~~~」

と、

カラスが、コールタールを飲んだような

ガラガラ声で、試着しているおじさんが、僕に言ってきた。

僕は、

「見ないから、だいじょうぶですよ~ん」

こたえながら、

持っていった服を、手渡した。

わたすとき、服が、ゆかにおちた、

そしたら、

試着していた、おじさんが、

「ねえ~~、これ、ひろって~~」

いってきたので、

「えっ」

思った、ぼくは、

とっさに、みてしまった。

てわたすときに、おちた、服じゃなしに、

試着しているおじさんを、みてしまった。

ふいを、つかれた。

試着しているおじさんは、

「あっ、いま、わたしを、みたわね~~」

と、

おこりながら、言ってきた。

その、ひとことで、

「えっ」

と、

思った、ぼくは、

試着している、おじさんと

目と目が、あってしまった。

「しまった」

思った、僕は、

「みたくもないものを、みてしまった」

一生のふかくだった。

そのばん、

うなされた。

翌朝まで、うなされ、いっすいもできなかった。

2010(H22)年の6月も、おわろうとしている

ねぐるしい、夜だった。

借金のことなど、どこかえ、とんでいた。

けっきょく、

その、おじさんは、

3着ほど、新品の服を買い、300円をはらい、かえっていった。

ぼくは、みてしまったおわびとして、

新品のサングラスを、2個、サービスした。

おおぞんをこいた。

その、おじさんは、

「こんどは、

サイズもピッタリだわ」

と、

よろこんでいた。

さいごに、

「またくるわね~~」

と、

てをふりながら、かえっていった。

そのおじさんの、

あたまにかぶっていた、

女性用の、かつらが、すこしずれていた。

たぶん、試着したとき、ずれたのであろう、

ぼくは、

おしえてあげるべきなのか、

はたまた、

言ったら、しつれいになるから、

いわないでおこう、

とか、

いろいろ、かんがえていたら、

その、おじさんは、

商店街の人なみに、

いつのまにやら、

きえていた。

おしえるべきだったのか?

はたまた、

言わないで、よかったのか?

いまだに、なやんでいる。