とめて~

とめて！！


とめて～！！


とめて～～！！



とめろ～！！



とめやんかぁ～～！！




とめろって

言（い）うてんのが

わからんのかぁ～～！！？？




と

どじかられた






なにを

とめるのか？





2021年

08月から

警備員の（けいびいんの）

アルバイトをしている

こんげつの

10月で

はや

3か月が（さんかげつが）

たとうとしている






2021年

10月21日木曜日

ある

先輩の警備員から（せんぱいのけいびいんから）

どじかられた（怒叱られた）







歩道を（ほどうを）

工事（こうじ）するため

三角（さんかく）のカラーコーンで

歩道を

通行止（つうこうど）めにして

歩行者（ほこうしゃ）さんたちに

ちょっとだけ

おおまわりを（大回りを）

してもらう

警備（けいび）をしていた







警備員は（けいびいんは）

ぼきと（僕と）

先輩のAさん（せんぱいのえ～さん）




先輩のAさんの（せんぱいのえ～さんの）

年齢は（ねんれいは）

50歳（さい）くらいで

警備員歴（けいびいんれき）

10年（ねん）のベテランだぁ～





ぼきは（僕は）

あたまのはげた

55歳です

はい






ぼきと

Aさんは

きょうが

はつかおあわせ

はじめて

いっしょに

おしごとを

する






ぼきは

Aさんが（え～さんが）

どんなひとかしらない





Aさんも

ぼきが

なんなのかしらない





そして

ほどうこうじの

ひとたちが

7～8人（ひちはちにん）

おおきな

ダンプ

数台で（すうだいで）

やってきて

ほどうの（歩道の）

掘削工事が（くっさくこうじが）

はじまった





おおきな

ユンボが

ダンプから

おろされ

うごいている

おおきなダンプも

でたり

はいったり

している






そこへ

自転車が（じてんしゃが）

やってきた





歩道（ほどう）なので

つうこうにん（通行人）

ほこうしゃ（歩行者）

じてんしゃ（自転車）

が

とおるときは

おおきな

ゆんぼを

とめるか

おおきなダンプを

とめるか

ほこうしゃを

とめるか

しないといけない





ぼきは

じてんしゃが

つうかしま～～す

と

おおごえで

言（い）った





すると

その

Aさん（え～～さん）

ぼきの

せなかごしにむかって（背中越しに向かって）

とめて

とめて

とめて

と

いっている







ゆんぼに

のっている

さぎょういんの

おっさんに

ゆんぼを

とめて

と

いったのか？

大きなダンプの

運転手に（うんてんしゅに）

とめて！！

言（い）ったのか？

はたまた

せなかを

むけている

ぼきに

じてんしゃを

とめて

と

言ったのか？

わからなかったので

ぼきは

そのまま

じてんしゃを

から～こーん

で

かこまれている

ゆんぼの

ちかくまで

いかしたら

その

Aさん

とめてって

いうとるやろ～～

と

ぼきに

おこってきた






ほどうこうじなので（歩道工事なので）

ほこうしゃ（歩行者）

じてんしゃ（自転車）

が

ゆうせんだから

ユンボの

めのまえに（目の前に）

たって

けいびを

している

先輩のAさんは

ユンボを

うんてんしているひとに

とめて

と

いっているのだ

と

はやとちりしていたぼきは

その

先輩の警備員Aさんに（せんぱいのけいびいんえ～さんに）

どじかられた






とめて

と

いっているのに

なんで

じてんしゃを

とめやんかったんや

と






ぼきは

はい

すみません

と

いうと





大事故に（だいじこに）

なるところやったんやぞ

と

その

先輩警備員Aさんに（せんぱいけいびいんえ～さんに）

こっぴどく

おこられた





ひたすら

すみません

すみません

と

なんども

あたまを

さげて

あやまった





ぼきは

ユンボにのって

ユンボを

運転（うんてん）している

おっさんに

ユンボを

とめて～～！

言（い）っている

と

ばかり思（おも）っていたら

ぼきに

とめて

と

いっていたのか？

と

そのとき

きづいた






警備員歴10年のAさん（けいびいんれきじゅうねんのえ～さん）

は

ゆんぼに

むかって

たっている






ぼきは

その

ゆんぼ

と

先輩警備員Aさんを（せんぱいけいびいんえ～さんを）

せなかにして

たっている







その

じてんしゃ

とめて～

と

いってくれたら

わかりやすいが






「とめて～」

だけでは

わかりづらい

しかし

にゅうしゃ

3かげつの

55歳の

ぼきが

入社10年の

50歳（さい）の

せんぱいに

いえるはずもなく

ただただ

ひたすら

あやまるだけだった




これを

よんでいるひとには（読んでいる人には）

じょうきょうは（状況は）

わかりにくいが

そういうことだ






そう

ただただ（只々）

あやまっただけ

と

いうだけの

はなしだ






そんだけの

はなしだ





それいじょうは

ない

はなしだ





とめて～～

と

いうだけなら

2～3秒だ




その自転車

とめて～～

なら

4～5秒

かかるが

わずか

2秒の

差だ




「その

自転車

とめて～！」

と

いってくれていた　

なら

自転車を

とめることが

ぼきにも

できた





これを

よんでいるひとには

じょうきょうは

わかりにくいが

ぼきが

ユンボを

せなかにして

たっていた

いちから（立っていた位置から）

ゆんぼまでの

きょりは

約7～8メートルある





ぼきの

あたまが

わるいのはわかる




その

じてんしゃ

とめて

なのか？

その

ゆんぼ

とめて～

なのか？

その

ダンプ

とめて～

なのか？






とめて～～


とめて～～


だけでは


わかりにくかった







あほな

ぼきちん

だった

冬の制服

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・



2021年

09月28日

火曜日

17：30頃

だっただろうか？





お～い

〇〇君

これ

冬の制服な～（ふゆのせいふくな～）

と

冬服を（ふゆふくを）

上司が（じょうしが）

渡（わた）してきた






えっ！！

冬の制服って（ふゆのせいふくって）

何（なん）ですか？？






冬の制服は（ふゆのせいふくは）

冬の制服やないか





寒（さむ）なったら

これ着（き）て

けいび（警備）してや

と

いかにも

他の会社（たのかいしゃ）のように

ただで（無料で）

会社（かいしゃ）の

名前（ね～む）いりの

冬の

制服を（せいふくを）

これは

ただでっせ～～

と

言う（いう）

感（かん）じで

渡（わた）してきた






ぼきは（僕は）

あっ！！

ありがとうございます

たすかります

本当に

ありがとうございます

恩（おん）にきります

と

ていねいに

なんべんも

あたまを

さげ

冬服を（ふゆふくを）

いただいた






翌週（よくしゅう）

給与から（きゅうよから）

しっかり

冬服代（ふゆふくだい）

と

言う（いう）

名目で（めいもくで）

おかねを

天引（てんび）きされていた






ぼきは

いま

警備員（けいびいん）の

アルバイトをしている




この

警備会社の（けいびかいしゃの）

給与体形は（きゅうよたいけいは）

毎月払い（まいつきばらい）

と

毎週払いが（まいしゅうばらいが）

あり

ぼきは

給与（きゅうよ）

毎週払い

を

選択（せんたく）した




ぼきは

とりあえず

2021年08月

初旬頃（しょじゅんごろ）から

警備員の

アルバイトを

しているのであります





その

警備の会社に（けいびのかいしゃに）

入社した時（にゅうしゃしたとき）

警備員（けいびいん）

7つ道具（ななつどうぐ）

（警備員7つ道具とは

ちかちか光る警棒（ひかるけいぼう）

ヘルメット

会社の名前いり制服（かいしゃのなまえいりせいふく）

無線機（むせんき）

赤旗白旗（あかはたしろはた）

ベルト

ブーツ型安全靴（ぶーつがたあんぜんぐつ）

会社名いり反射つき安全ベスト（かいしゃめいいりはんしゃつきあんぜんべすと）

その他（た）もろもろ）

を

むりやり

買（か）わされ






七つ道具

一式（いっしき）

これだけで

45000円も

した





その

45000円

の

借金を（しゃっきんを）

警備会社に（けいびかいしゃに）

うむもいわさず

背（せ）をわされ

毎週の（まいしゅうの）

給与（きゅうよ）から

5000円づつ

天引（てんびき）きされていた





さずがに

冬服は（ふゆふくは）

他社（たしゃ）さんどうよう

むりょうやろな～～（無料だろうな）

と

思（おも）っていたボキが！

あまかった

あ～～～～～っ

あまかった！！





しっかり

冬服代（ふゆふくだい）

で

給与から（きゅうよから）

天引（てんび）きされていた






会社の（かいしゃの）

名前入りの（なまえいりの）

制服だ（せいふくだ）

この

アルバイト先（さき）を

やめたとき

この

制服は（せいふくは）

かえさないといけない





かねを

はらって

こうにゅうしているのだから

かりぱく

が

できるのだろうが

会社の名前いりだから

そとに

着て行って（きていって）

ばれたら

ややこしい





世の中は（よのなかは）

きびしい




いままでの

アルバイト先（さき）では

せいふくを

かねをはらって

かうようなことは

一切（いっさい）なかった

まさしく

ところかわればしなかわる

（所変われば品変わる）

だ






そして

日は（ひは）

とんで

きょうの

10月12日火曜日のことだ

とつぜん

あしたは

しごとないで～～！！

やすみな～～！！

と

2021年10月13日

水曜日は

急遽（きゅうきょ）

やすみになった






どないやねん！！

いいおんな

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・


お～ぅい！

あのおんな

ええな～～!

と

はげた

58歳（さい）の

おっさんが

言（い）うと







たいしたことないで～～！

と

背の低い（せのひくい）

52歳の

おっさんが

こたえた




でも

ええちち

しとんで～

と

はげた

58歳

の

おっさんが

いうと







もうひとつやで～～

ぜんぜんやん

と

背の低い（せのひくい）

52歳の

おっさんが

こたえた





さんにんで（三人で）

すいつくように

よだれをたらして

くるまの

フロントガラスに

へばりつき

その

じょせいを

くいいるように

みていた








2021年09月27日

の

あるひ

の

夕方の（ゆうがたの）

できごとだった






はげの

58歳

の

おっさんが

会社の車を（かいしゃのくるまを）

運転し（うんてんし）

ちびの

52歳のおっさんが

じょしゅせきに

のりこまし

はげの

ぼき

55歳が

うしろの席（せき）に

座（すわ）っていたときの

会話（かいわ）だった






くるまは

かいしゃの

ぼろい

軽（けい）のバンタイプの車（くるま）だ






その

ぼろい

軽のバンタイプの車が

おおきな

交差点の（こうさてんの）

赤信号で（あかしんごうで）

とまり

交差点を横断（おうだん）する

かたがたを（方々を）

見（み）ていた時（とき）の

会話だ（かいわだ）





タンクトップ姿（すがた）の

わかくて

きれいな

じょせいが

ぼろい

軽（けい）のバンのまえを

とおりすぎていった





そこから

なぜか

ふたりは

おんなのはなしに

なっていった






あたまのはげた

58歳（さい）の

くるまを運転（うんてん）している

おっさんが

いまのは

ええおんなやったで～～

と

言（い）うと





助手席（じょしゅせき）に

いすわっている（居座っている）

せのひくい

52歳のおっさんは

おれの

タイプとちがうわ

おれは

北川景子（きたがわけいこ）

みたいなのが

たいぷやねん

と

いう





はげちらかした

58歳の

おっさんは

おれは

吉瀬美智子（きちせみちこ）みたいなんが

タイプやねん

と

いうと





せのひくい

52歳（さい）

の

おっさんが

吉瀬美智子（きちせみちこ）

より

沢尻（さわじり）エリカのほうが

ええで～

と

反抗した（はんこうした）







すると

58歳の

くるまを運転（うんてん）していた

おっさんが

おまえ

北川景子（きたがわけいこ）

と

沢尻エリカ

の

ふぁんかいな～～？？

と

言（い）うと






52歳

の

おっさんは

もうひとり

おるけど

言わんとくわ

と

いう







ふたりとも

おれの

「ち」ゅみ（趣味）ではないな～～

で

ぜんぜん

興味（きょうみ）ないけど

あと

ひとりは

だれやねん？？

聞（き）いたるわ

と

58歳の

車（くるま）を運転（うんてん）している

おっさんが

言った






ま～～～！

なんにせよ

おんななんか

ちょろいな～～

と

52歳

の

助手席（じょしゅせき）のおっさんが

はぐらかすと





車を

運転している

58歳の

はげ

おっさんが

ちょろい

ちょろい

かんたんに

ひっかかんで～～

ちょちょいのちょいや

と

その

はぐらかしの

ことばに

のっかった







3にんとも

独身（どくしん）だった







3にんとも

いまげんざい（今現在）

彼女（かのじょ）も

いなかった






警備会社の中では（けいびかいしゃのなかでは）

はえぬきの

若手（わかて）

3人組だった（さんにんぐみだった）






江戸時代なら（えどじだいなら）

3にんとも

とうに

おなくなりに

なっている

年頃だ（としごろだ）





そのうえ

助手席に（じょしゅせきに）

居座（いすわ）っている

せのひくい

52歳の

おっさんは

童貞（どうてい）らしいで

と

いう

うわさが

会社内で（かいしゃないで）

まことしなやかに

ささやかれていた

俗（ぞく）にいう

チェリーボーイ

だ

もう

52歳なので

チェリーオッサン

らしいのだ






運転手を

している

58歳の

おっさんも

どくしんで

はは（母）

と

ふたりで

くらしているらしい






ぼきは

ぼきで

しゃっきんまみれ

の

55歳の

独身（どくしん）だっ






3にんとも

ああ

かなしき（悲しき）

けいびいんだった






くるまは

警備会社所有の（けいびかいしゃしょゆうの）

ぼろい

けいのバンタイプ

の

くるまだ





きょうの

警備の（けいびの）

しごとをおえ

げんばから

警備会社に

かえるみちすがら

の

できごとだった







そのまえに

しごとをおえ

くるまに

のるときの

できごとが

あった






それは

あさ7時30頃（ひちじはんごろ）

3にんで

警備会社から

くるまで

現場に向かい（げんばにむかい）

くるまを

げんばちかくの

駐車場（ちゅうしゃじょう）にとめ

17時ごろ

ちゅうしゃじょうから

くるまを

だすときだった

駐車場料金の（ちゅうしゃじょうりょうきんの）

しはらいを

するとき





あれ～～～！

おい！！

100円貸（か）してくれへんか？？

え～～

もってないで～～！！

駐車場から（パーキングから）

くるまが

だせへんがな～～

おまえ

100円もってないか？？

おれも

もっていません！！

どうするんやおい！！

おまえ

いま

いくらもってるんや？？

おれは

80円しかもってない！！

おまえは？？

おれは

60円しかもってないです！！

ふたりから

50円づつ

かりて

100円にして

やっと

駐車場から

駐車場料金

800円を

はらい

くるまを

だすことができた

なんとか

58歳のおっさんが

700円を

もっていた

から

いいもんの

もっていなかったら

づ～～っと

そこに

いないといけないことになる

あぶなかった





おまえら

100円くらいもっとけよ～～

と

58歳の

おっさんが

言うと







52歳のおっさんが

それには

こたえず

ちゃんと

50円かえしてや～～

あした

ジュースが

かわれへんくなるからな～～

と

58歳

の

おっさんに

言っていた

それも

しつこいくらい

言っていた





かえりの

車の中の（くるまのなかの）

3人の（さんにんの）

所持金は（しょじきんは）

58歳の

はげたおっさん

0円

52歳の

せのひくいおっさん

30円

ぼき

55歳

10円

だった







かいしゃにつき

かえりぎわも

あした

50円

かえしてや～

と

いっていた






ああ

かなしき

けいびいんたちだった