2019(令和元)年
6月21日
の
金曜日
の
ことだった
ちっちゃい
おばはんが
なにやら
ふたりで
ごそごそ
していた
としのころなら
ふたりとも
60~65歳くらいの
女性だ(じょせいだ)
「あんたのほうが
背が高いから(せがたかいから)
あんたが
きゃたつに
のり~~」
と
ひとりの
ちっちゃい
おばはんが
もうひとりの
ちっちゃい
おばはんに
い(言)った
「よっしゃ~~
わかった」
と
いって
かたいっぽうの
ちっちゃい
おばはんが
きゃたつに
のった
どちらも
おなじような
身長の(しんちょうの)
おばはん
だった
ふたりとも
よこにだけは
ふとかった
ひとりは
床に立って(ゆかにたって)
もう一人の
ちっちゃい
おばはんは
3段脚立に
のった
3段脚立(さんだんきゃたつ)
とは
かいだんが
3だんしかない
おりたたみのしき
の
ちいさな
きゃたつだ(脚立だ)
「もうすこし
みぎ」
と
床(ゆか)にたっている
おばはんが
言った
すると
3段脚立
の
3だんめにのっている
(3だんめが
最上階(さいじょうかい)で
ゆかより約60㎝くらいの
位置(いち)になる)
おばはんが
右手に(みぎてに)
なにやら
なが~い棒(ぼう)を
もって
その棒で
たくさんある
とれい
の
なかの
ひとつを
さし(指し)
「これか???」
と
いうと
床にたって
支持を
だしている
おばはんが
「ちがうって
もうすこし
みぎ
やって!!」
と
うでを
のばし
手を
右のほうに
ふりながら
「まだ
みぎのほうやって」
と
言って
支持を(しじを)
だした
床から
約2.3mほどの
たかさの位置に(いちに)
大きなたな(棚)があり
その
棚(たな)の上に
トレイ
が
やまずみになり
たくさん
たくさん
のっていた
「ほんなら
これやんか~~
おこのみやきを
いれる
トレ~
やろ」
と
3だんきゃたつ
に
のっている
おばはんが
言うと
「そう
おこのみ
やきを
いれる
とれい
やけど
大と小(だいとしょう)
が
あんねん
その
棒が
さしている
やつは
焼きそばを
いれる
とれいやがな~~」
と
ゆかにたっている
おばはんが
言った
するっていと~~
3段脚立に(さんだんきゃたつに)
のっている
おばはんは
手に持った(てにもった)
長い棒で(ながいぼうで)
「ほんなら
これかいな~~」
と
棒で
それを
ぽんぽん
と
たたいた
すると
ゆかに
立って支持を(しじを)
だしている
おばはんが
「そう
それやがな~~
それを
その
棒で
うまいこと
ひっかけて
したに(下に)
おとしてや~
わたしが
うけるから」
と
脚立に
のっている
おばはんに
言った
しじどおり
脚立に
のっていた
おばはんは
「よっしゃ~~
これやな」
と
いって
その
お好み焼き
を
いれる
トレイ
を
棒で
ひっかけて
下に
おとした
たくさん
やまずみに
されていた
トレイが
ぜ~~んぶ
いっぺんに
ゆかに
おちた
どさっ
ばらばらばらばら~~
と
トレイは
ぜんぶ
おちた
すごい量の(りょうの)
トレイが
床に(ゆかに)
おちた
床に立ち(たち)
支持を(しじを)
だしていた
おばはんが
「あんた~~~
なにすんねんな~~」
と
3段きゃたつに
のっている
おばはんに
もんくを
いった
いくつか
ゆかにいた
その
ちっちゃい
おばはんに
あたった
そしたら
3段きゃたつに
のっていたおばはんが
「あ~っ~~~!!
ごめん!ごめん!」
と
わらっていた
「ごめん
ごめん
で
すむかいな~~
これ
どうすんねんな~~」
と
床から
支持をだしていた
ちゃちゃい
おばはんが
いった
2.3mうえにある
たなに
たくさんの
トレイが
やまずみに
のっていて
うえのほうから
とればよかったのに
1番下にあるトレイを
棒で
ひっかけて
ひっこぬいたため
ぜんぶ
おちてきたのだ
アルバイト先での
できごとだった
それを
ちかくで
みていた
ぼきは
たくさんの
トレイを
2.3mうえの
たなに
もどすのを
てつだわされた
ひとりで
もどした
トレイは
軽(かる)いので
苦(く)にはならないが
ぼきが
していた
さぎょうは
中断(ちゅうだん)されたままに
なった
トレイは
100枚くくりで
しっかりした
がんじょうな
ビニール袋に
入っている
焼きそば用のトレイ
大100枚1セットが 12袋(ふくろ)
中100枚1セットが 10袋
小100枚1セットが 10袋
それにあう 透明のうわぶた 大 中 小
お好み焼き用のトレイ 大 中 小
それにあう 透明のうわぶた 大 中 小
いかやきようのトレイ
たまごやき用のトレイ
まあるいお弁当用のトレイ 大 中
それにあう 透明(とうめい)のうわぶた 大 中
四角いお弁当用のトレイ 大 中
それにあう 透明のうわぶた 大 中
長方形の型のステーキ丼のとれい
まだまだ
たくさんあるのだが
かくと(書くと)
きりがないので
かかないが
そんなかんじだ
ひとりで
もどしていたため
トレイ
を
たなに
もどすのに
約20分くらい
かかった
トレイを
つつんでいる
ビニール袋は
なんか
すこし
べたべた
していた
てんぷら
とか
からあげを
大量に(たいりょうに)
あげているので
あぶらが
空気中に(くうきちゅうに)
じょうはつして
トレイの
ふくろに
ついていたのだろうか??
その
ちっちゃい
おばはんたち
ふたりは
もうすでに
てんぷらを
あげていた
ぼきは
人生(じんせい)の
せんぱいであり
アルバイト先の
せんぱいでもある
ふたりの
おばちゃんに
トレイ
の
かたづけが
おわりました
と
ほうこくすると
ちっちゃい
おばはんの
ひとりが
「ちゃん~~と
品番(ひんばん)どうりに
のせてくれたか?」
と
聞いてきたので
ぼきは
(え~~
そんなの
きいてないよ~~)
と
心で
思いながら
「ハイ」
と
返事(へんじ)した
しかし
じっさいは
品番なんて
見ずに
のせていただけなので
棚の上は(たなのうえは)
めちゃくちゃに
なっていた
あとは
どうなったかは
しらない
つづかない
。。。。。。。。。。。。。。。