「マスター まだいける~~?」
と、
ある お客様が、入ってきた。
ぼくは、
「いけますよ~~!」
っと、
へんじを かえした。
それは、
たしか
2月17日月曜日
夜の11:45(23:45)頃だった。
あと、
15分たらずで、
次の日に なろうとしていた 2月17日の 月曜日だった。
店内には、
めずらしく、3~4名様の お客様が、おられになられた。
そこへ、
1人の男性のお客様が、ごにうゅうてん してきたのだった。
「マスター、きょうは さむいな~~、ラーメンやって~~~」
と、
言ってきたので、
ぼくは、
「わかりました、らーめんですね~~」
と、
答えながら、
その男性のお客様を、チラッと みた。
すると、
はな(鼻)のしたに、「キラリン」と、
店内の照明に はんしゃして、光る ものがあった。
きたない 「はなみず」 だった。
ぼくは、
「お客様」
と
言って、
テッシュを、1枚さしだした。
当人(とうにん)は、自分の はなのしたに
はなみずが たれているとは き(気)づいてなく、
「なんで、この店員のおっさんは、客である わしに、
テッシュを さしだしてるんや~」
みたいな
顔して、
店員である 僕の顔を、まじまじと 見てきた。
ぼくは、
大きな声で、
「鼻の下、たれてんで~~~」
って、
答えたら、
あわてて、その、お客様は、
さしだした、テッシュを うばうように、とり
はなみずを ふいていた。
もう 62歳だった。
「きょうは、あまりにも さむくて しんけいが まひしてたんや~
だから、はなみずが たれてたんや~~」
と、
はなを、かみながら、もごもごと いみふめいな ことを
言っていたが、
ぼくは、
何を 言っているのか わからなかったのと、
ラーメンを、はやく つくらなければいけないとの思いで、
かるく むし(無視)をした。
はなみずおっさんは、
「ラーメン はよ~~してな~~、はらへってんねん」
と
せかしてきたので、
それには、「むり~」とだけ 答えた。
そして、
ぼくは、
その はなみずおっさんから 注文がでた、
ラーメンを、つくりだした。
約6分くらいで ラーメンができ、
その はなみずおっさんに、ラーメンを、もっていったら、
その、はなみずおっさんが 言ってきた、
「わし、こんなん たのんだか~~??
たのんで ないで~~」
と
言ってきたので、
ぼくは、
てっきり、いつもの
「また 注文ミスを してしまった~」
と
思いながら、
おそる おそる
その、
はなみずおっさんに、
「え~~、たしか、ラーメン注文しませんでしたっけ~~??」
と、
ふあんげに 言ってみた。
その、はなみずおっさんは、
しばらく 首を かしげながら 考えて、
「ラーメン 注文したわーー」
と、
言い、
ラーメンを、た(食)べはじめた。
その はなみずおっさんは、
ラーメンを、たべながら、
ふたたび、はなみずを たらしていた。
「あつい しる(汁)もん たべると、はなみずが でてくるわ~~」
と
言いながら、
ラーメンを、すすっていた。
ラーメンを、フーフーする、
その、うわくちびる(上唇)と はなのあいだには
店内の 照明に てらされて
きらりと ひかるものが あった。
かんでも かんでも つぎから つぎに、
でてくるのだろう、
当店の、テッシュが、つぎから つぎにと
すごい いきおいで、ひきぬかれていった。
「ええ めいわくだった。」
しばらくして、
その ダブル(W)はなみずおっさんは、
「おあいそ~~~」
と、
言ってきたので、
僕は
「は~~い! え~~ 180円で~す」
と
答えた。
この、180円には、テッシュ代は、ふくまれていなかった。
その ダブル(W)はなみずおっさんは、
「このまえ 年金が はいってな~~」
と
ニコニコしながら
ラーメン代金 180円を 払い
かえっていった。
かえるまぎわに、
「ますた~~、
さいきん、
「きん まんぷく」さん
きてる~~??」
と、
意味不明(いみふめい)なことを 言ってきたので、
「「チン ・ ケイレン」さんは、
来てませんよ~~」
と、
ちがう人の名前を 返したら、
「うん わかった~~」
と
いって
なにが、わかったのか
わからないまま
帰っていった。
ほとんど
会話に なってなかった。
「ふたりとも いまだに どくしんだった」