なにがなんでも
うれない
たこやきだった
いじでも(意地でも)
売(う)れない
たこやきだった
だった
と
締め括(しめくく)ってしまうと
いま
たこやきは
売(う)れているかのような
さっかくにおちいるが
そうではない
いまも
まったく
売(う)れないのである
では
いつ
たこやきを
うるのですか
「いまでしょ!!」
と
言っている場合では
なかった
うれないのだが
もうすこし
つづけてみることにする
どうせ
うれないなら
すこし焼(や)いて
あとは
ほおっておくことにする
うれぬなら(うれないなら)
うってみせよう
ほととぎす
か
うれぬなら
うれるまでまとう
ほととぎす
か
うれぬなら
やめてしまおう
ほととぎす
か
うれぬなら
うれるようにしよう
ほととぎす
(字余り)
1個
10円の
小玉の(こだまの)
たこやき
が
うれないので
戦国武将の(せんごくぶしょうの)
ほととぎす
の
有名な俳句(ゆうめいなはいく)
に
おきかえて
みました
「ほととぎす」
の
部分は(ぶぶんは)
「たこやき」なのですが
「たこやき」ですと
字不足(じぶそく)になるので
そのまま
ほととぎす
で
書(か)いてみました
ぼくの
感(かん)じですと
うれぬなら
うれるまでまとう
ほととぎす
(字余り)(じあまり)
って
感(かん)じです
えいえんに
うれないかもしれないし
そのうち
うれだすかも
しれない
まあ
そのうち
うれだすかも
しれない
は
ないにしても
目標は(もくひょうは)
1日
50個だ
いまでしょ!!!
1個
10円売りなので
50個売れても
500円だ
これを
1ヶ月
30日計算(けいさん)でいくと
500円×30日=15000円
1万5千円となる
これを
たこ焼きの粉(こな)の仕入代(しいれだい)
青のり代
たこやきソース代
マヨネーズ代
たこ代
ガス代
その他
を
さしひくと
赤字になる
でも
しかたがない
売れなくても赤字(あかじ)
売れても赤字
永遠(とわ)に赤字の
1個10円のたこやき
いまでしょ!!!
意地でも
うれない
このたこ焼き
毎晩(まいばん)
売れのこった
たこ焼きは
自分でたべる
最近は(さいきんは)
ポンズに
たっぷりぷりぷりぷりっぷりっ
と
マヨネーズ
を
かけて
食べる
これに
はまっている
そのうち
閉店後(へいてんご)でも
残(のこ)らないように
売っていかないと
いけない
いまでしょ!!!
絶対(ぜったい)に うれないたこやき
意地(いじ)でも うれないたこやき
なにがなんでもうれないたこやき
う~~~~ん
いいかんじだ
このうれないたこやき
を
いかに
たのしむか
これからの
課題だ(かだいだ)
いまでしょ
を
たま~~~に
ポ~~ン
ぽ~ん
と
ほりこんでくるけど
いみ(意味)はあるのか
意味は
ないでしょ