16/17日と京都祇園祭へ行った。宵山と山鉾巡行当日である。30年以上前宵山の夜に四条烏丸の近くの喫茶店で働いた経験があることは以前書いた。が、山鉾巡行は今回生まれて初めて見物させて貰った。今日の写真は、先頭の長刀鉾の巡行する様子で、これはキャノンのEOS10QD+EF80-200mmで撮ったものだが、この本体が訳有りのジャンク品で、大阪駅前の某カメラ店で2,625円(税込)で衝動買いしたものである。当然保証も無く、いつ壊れても文句は言えないし、だいたいが本当に写っているかどうかもDPEから帰って来るまで私には不明だった。作動がおかしいこともあったが、なんとか写っていてホッとしたわけである。で、どこが悪いかと言うと、シャッター幕の隙間から粘性のある黒い潤滑油が漏れ出て来るのである。これはキャノンが認めている構造的欠陥という話で、内部の部品が磨耗するとみんなそうなるということだった。油はフィルムを1本撮り終るごとに漏れているから、その度にアルコールで拭き取りながら『騙しだまし』使えばそれなりに使えるだろうと言われた。ただ一番の心臓部の欠陥だから、特に高速シャッターを切ったときなどに露出オーバー等の障害が発生するらしい。それで私の故障したEOS650(←キャノンが一番最初に発表したAF一眼レフで、これが或る日突然フィルムの上半分しか露光しない状態になってしまったので、それでこのままではレンズ2本とスピードライトが不憫と思って、ジャンク品を買う気になったわけである。)を調べたところ全く同様の油漏れを発見したので早速アルコール綿で拭き取った。さてセンキョ列島ニッポンである。宵山の日は新京極で共産党がビラ撒きをしていた。その小さなビラは片面が山鉾地図で、裏の政策面では京都民主党の某議員が自民靖国派と共に例のWP慰安婦意見広告を出していると指摘していた。聞いてないよ!山鉾巡行では、河原町通りの絶好の位置が空いていたのでそこに陣取ったら後ろが「お願いします!お願いします!」とやけに騒がしいのだ。見たら自民党の選挙事務所があった。暫く見ていたら如何にも保守的な面相をした(?)恰幅のいいおっさんが「自民党は嫌い!」とビラの受け取りを拒否していたから笑ってしまった。言ってみれば今のニッポンは欠陥製品である。漏れ出た油は拭き取らないと正常に作動しないだろう。 . . . 本文を読む