《「成長を実感に」というコピーが日本語として何かおかしくないか》(by田中良紹・参院選完全攻略ガイド)というのは図星で、これは国民一般はとてもじゃないけど『成長』など『実感』していないということをご丁寧に自ら率先して喧伝して回っているキャッチコピーである。わが安倍ポンは「皆さん、さあ、私が(成長を)実感させてあげますよ」と言いたいのだろうが、彼は別に催眠術師でも魔術師でもないのだから、何でもかんでも「自分の内閣ですべてやる!」と「毒食らわば皿まで」とばかりにそれこそ「なんら財源の裏付けもなく(!)」大風呂敷を拡げたからと言って、これはもう「常軌を逸した悪足掻き」としてしか我々の眼には映らないわけである。私は今の自民党執行部は何か基本的な部分で致命的な心得違いを犯していると思う。これはある意味、自民と民主の政策がどうのこうの言う以前の問題で、我が「下々の」一般国民は単純明快に「安倍ポンは嫌だ!」と言っているだけなのだ。今年に入ってから露見した数多くの問題に対する安倍ポンの応対は、その悉くが判で押したように「その場凌ぎの欺瞞・たぶらかし」のオン・パレードであったことを我々は既に十二分にしっかり知悉し記憶しているから、その安倍ポンが見え見えの「センキョ目当て」でどんなパフォーマンスを(思いつきで)仕掛けようと、あるいは(口からでまかせ的に)何を公約しようとも、とてもじゃないけど誰も俄かに信用する気にはなれないのである。政策の良し悪し以前に、これ程お粗末な自称「指導者」も近年珍しいのではないか。本人が辞めないと言うなら清和会のチーズ・森が「再起を目指せと言って鈴をつける」などという憶測まで流れている現況だが、私はこの国が余程おかしな方向へ舵を切らない限り、安倍ポンの再起は難しいと思っている。小泉ポチも思えば罪作りな「禅譲」をしでかしたものであるが、我々としては安倍ポン打倒が成就した暁には「森~ポチ~安倍ポン」と続いた「清和会ライン」こそが、膠着し切った自民党+霞ヶ関の政権を「ぶち壊してくれた」最大功労者だと認めてやるだけでいいだろう。さて、各党最後の追い込みで凌ぎを削っている。数日後には結果は数字で出て来る。それがいったいどう出るのか、予知能力のない私などにはわからない未来に属することである。w . . . 本文を読む