古希の年齢が近ずいている。かつては稀な古き年齢だったという意味だ。今に日本では平均寿命より10歳は若い。でも平均と個別は異なることは統計の基本。
人間の人生などいかに儚いかをまざまざと実感する。この70年は世界の激動とも重なっている。日本も昭和の後半と平成丸ごと。
残り人生は明らかに余生である。
そこで、理系人生だった私には明らかに不足していた人間理解、社会理解。
今更、孔子の「論語」じっくり勉強してみようと思う。
古希の年齢が近ずいている。かつては稀な古き年齢だったという意味だ。今に日本では平均寿命より10歳は若い。でも平均と個別は異なることは統計の基本。
人間の人生などいかに儚いかをまざまざと実感する。この70年は世界の激動とも重なっている。日本も昭和の後半と平成丸ごと。
残り人生は明らかに余生である。
そこで、理系人生だった私には明らかに不足していた人間理解、社会理解。
今更、孔子の「論語」じっくり勉強してみようと思う。
終戦記念スペシャルドラマ この世界の片隅に [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
バップ |
日曜劇場ではじまり、はじめて大ブレークした漫画と知る。産経HPで謝辞にクレームありとのことでなんのことかとネットサーフ。なにやら世の中に受け始めるとはじまる「俺が俺は”最初”騒動」のジブリ系versionの内紛の匂い?
それはさておき、まずはビデオを見た。日曜劇場展開とはだいぶん違うようであり、おそらく原作とも違う。
人が死ぬことがあまりにも日常になると、人間、生き抜く本能のために死生観を変える、あるいは「磨く」。
それは生きにくい時代となっても緩やかに起こる。いや今起こっている。だからこのドラマは受けた?
戦争賛美でもなければ戦争反対などという「単純」ことでもない。人はこれを反戦ドラマというだろうか。そうとも言える。だが私はメッセージはより奥深く、人間の生きるための「どうしようもない性」がテーマなのだろうと思う。それを見つめると最期には爽やかな時が訪れると。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 | ||||
村上 春樹 | ||||
新潮社
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今、最もポピュラーな最新村上本を連休に読んだ。正確に言えば、読むことに流された。
考えねばならぬこと、記さねばならぬことがかつてないほど多いにも関わらず、何故流されたか?
それは、人生この歳に及んで、なお「ねばならないこと」に身を費やす自分、その中で生き長らえようとするジレンマからの逃避があったからだろうと思う。
読んでどうであったか。スッキリ爽やか!
この作の中の具彦(=騎士団長=イデア、と思う)の死に様、「私」の「父」としてのリセット、少女まりえの初期人生の飛躍、それぞれの人生の再生が「騎士団長殺し」というところに鍵があったというパラドックス人生賛歌。
村上は大衆迎合作家と言われながらも根強いファンをもつ秘密を見た気がする。読んでよかった。つけは大きいが。
読書途中で、さる女性教授(同僚というか後輩というか)と、この小説の話をしたら、「私は処女作から村上は読んでいて、もうxx年の付き合い!全部読んでいるわよ」と。
「え!今回は少々エロいのに、どう思う?」と・・、出そうになった言葉を飲み込んだ。
そう言えば彼女、熱気球とか、ファンタジー溢れる趣味で有名な人でもある。確かに村上春樹に出てくる女性のようだ。
サイコパス (文春新書) | |
中野 信子 | |
文藝春秋 |
サイコパス 今売れている中野信子