世界の変わり目
フランス、韓国で大統領が変わった。今回はサプライズはなかった。マスコミ予想もうまくなったということか。あるいはSNSで世論を動かす術も定着したということか。2つに割れた世論は事前予想をそう簡単にはひっくり返せなくなってきているとも言える。
直前までの北朝鮮とアメリカのガチンコパフォーマンスあるも、結果として何もなかったことをどう見るかも興味深い。これからは、国間の対立点はギリギリ衝突直前まで持って行って、他の要素が効いて、その対立熱が冷めていく、そんな子供の喧嘩とその調整のような関係が続いていくのだとしたら、とても疲れる。でもそれを人は大人の関係というのだろうか。
お隣、韓国と日本の間は、「冬ソナ時代」の雪解け時に一気に進んだ。私も、その時に合わせて楽しんだ歴史韓ドラから、私の知識の空白であった半島の歴史と、2000年の「恨」の歴史、儒教の歴史を学んだ。日本の古代史、飛鳥時代の謎は、ますます興味深くなった。アジア人類史もますます面白くなった。
それらを全て包み込んで世界は進んでいく。
ちなみにドイツのメルケルも、そして今回の韓国大統領も、いずれも分裂国家の東(北)側出身であるという歴史の皮肉は何を意味するのであろうか?アメリカが盗聴をしてでも本音を探りたがる理由も賛成はできないが理解できる気がする。所詮大きな政治は、性悪説なのである。