終活(14)母の家計簿・日記
自分の終活もさることながら、残された母の50年分の家計簿とそこにメモとして記されたわずかな記録を整理している。
どれほど苦労しながら家計のやりくりをしていたのか
そんなことなど気にもかけず小遣いを無心に求めた自分
少々渋りながらもくれた母
小さな花が咲いたと喜ぶ母
雨が上がって爽やかな朝と記す母
老いていく祖父母を毎日、見舞う母
突然に、いや分かっていたけれど、訪れる望まない悲しい別れ
そんなことが満載の母の家計簿と日記
目が霞む
捨てたくはない!
でも自分らの始末の終活のためには、実物を残す余裕はない。
せめて、スキャンし、画像ファイルとして記録、遺産画像として息子、娘らへ、あるいは孫らへ残すしかない
断捨離
彼らも、必ず人生、先祖を振り返る時が訪れる。
その時、秘密のベールが剥がされると信じて
終活継続