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400年の伝統を今に伝える
白石和紙のただ一人の伝承者
遠藤まし子さん
とても気さくに話をしてくれる。
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第2次世界大戦中の1943年(昭和18年)
宮内省に重要記録用紙用として納入した紙が、
2年後に日本が降伏したとき、
戦艦ミズーリ (戦艦)での降伏文書に使われた
重光外相とマッカサー元帥の会話で
「この紙は1000年持つそうですが、
この調印もそのぐらい持つといいですね」
とダグラス・マッカサーが言った。
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衰退期の1931年(昭和6年)に、
当時18才の遠藤忠雄が地元の伝統の復興を
志して紙工房をはじめた。
遠藤は過去の技術の研究や自らの創意によって
高品質の紙を作り出し、やがて白石和紙を
文字通り一人で漉き出すようになった。
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1975年からは、東大寺に修二会用の衣にする
紙を納めるようになった。
二月堂の「お水取り」の時に着る紙子で
練行衆が14日の行の間着用するもので、
白石和紙の耐久性が評価されたのである。
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遠藤さんの母屋は築300年に
なろうとする古民家で大黒柱が
黒光りする堂々としたものだ。
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縁あって白石和紙を使って
白石女子高の創立九十九年の
記念品を作らせてもらった。
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