西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

続、服を買わない男

2016-02-08 09:12:44 | Weblog
 外出の際は基本的にGパンを履く。理由は動きやすいし汚れても洗濯したら結構きれいになるし、それから丈夫で長持ちするからである。あと古くなって擦り切れてもダメージジーンズとして誤魔化せる? からである。
 
 さてどうしてGパンの話をしたか、賢明な読者諸兄はおわかりであろう。そう、わたくしはGパンが擦り切れてもそれを平気で履いてしまう男なのだ。しかし、さすがのわたくしも両膝の所が擦り切れてしまっては、ちょっとと言うかかなり気にするようになってしまった。そこで、そんな穴あきGパンを手直ししてくれる店に繕ってくれるようお願いをした。
 するとそこの女性の職人さんが難しい顔をするのである。
「これ、直せないですか?」わたくしは少し不安になって訊いてしまった。
「お客さん、治せますけど、結構高くつきますよ。今なら300円でいいパンツもあるし」
 私が長年愛用してきたGパンの直し代よりも、はるかに安いお金である程度のモノが買うことができる!  グローバリゼーションがここまできたか!

 まあしかし、ずっと履いてきた2本のGパンには愛着があるし、履きやすいので結局直してもらった。代金は2500円。高いのか安いのかわからないが・・・・・・。

 ところが直してもらったGパンに異変が生じたのは数週間経ってからだ。ナント、他の箇所が擦り切れてしまっているではないか。おそらくあの女職人さんもそのことを知っていたのではないか。しかし、お客さんの手前「このGパン、ここを直してもまた他のところが擦り切れるし無駄ですよ」とは言えなかったのだろう。

 ということで直してもらった所以外に擦り切れて穴があいているのだが、(それも2本とも)それでもわたくしは休日に出かけるときはその2本のGパンを履いております。

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