僕はここ1年くらい服を買っていない。どうしてかというと、買う必要がないからである。2、3年前は娘の影響もあって結構服を買っていた。主にトレーナー、コート、ズボン(今はパンツって言うのかな?)の類である。
ところが最近、服というものは自分の気に入ったものしか着ないということに遅ればせながら気付いた。(遅すぎですけど)
僕が気に入っている服は肌触りの良いものですね。それから窮屈に感じないもの。この条件に合っているものはかなり頻繁に着てしまう。トレーナーはすぐれもので、仕事着でもいいし、オフの時でも着てしまう。汚れてもすぐ洗濯すれば大丈夫だし、第一動きやすい。トレーナーに馴れてくれるとセーターを着なくなってしまった人も多いのではないだろうか? セーターは暖かくてよいのだが、やはりゴワゴワした感触がある。そして汚してしまうと洗うのに厄介だ。だからついついセーターを着る機会が減ってしまう。僕が子供の頃はトレーナーが無くて、冬場大体子どもはセーターを着ていたのですけどね。
さて僕は愛用のママチャリ(自転車)を30年以上乗っていると以前話したと思うけど、毛糸の手袋も10年以上使っている。この手袋は叔母さんからプレゼントされたもので、黒地に信号のシグナルがデザインされている。今は標準装備の指以外の箇所は2枚重ね構造で暖かい。
寒い時はこの手袋を使っていたが流石に10年以上使っていると、ほころびが目立つというか、いろんな箇所が破れてきたのである。左右親指の内側が破れてしまい、それから左人差指の先端が大きく破れて、人差指の第一関節がむき出しになってしまった。
「おお! 機能的でいいじゃないか」と最初は思ったが手袋の機能を全く果たしていなくて、「寒い! 冷たい!」のである。(3箇所も穴あきだと手全体が冷えてしまうのだ)そしてこのままだと、いろんなところがほつれてしまい、果たして手袋の形態を維持できるのだろうかと不安になる。
今年は娘から灰色の素敵な手袋もプレゼントされたし、いつもはそっちを使っているので、穴あき手袋は処分しようかと考えるときもあるが、やはり捨てられない。愛着があるのか、それとも「もったいないお化け」がとりついているのか分からないけど、未だにマフラー、毛糸の帽子と一緒のスペースに収まっている。これでは日本の景気も良くならないはずだ!?