姫路城大天守保存修理完成記念式典・ブルーインパルス祝賀飛行
白鷺城復活、ブルーインパルスが祝賀飛行 6万人見物
2015年3月26日11時42分
世界文化遺産・姫路城(兵庫県姫路市)の「平成の大修理」の完了を記念する市の式典が26日、三の丸広場であった。航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が祝賀飛行し、城近くの公園などからの見物客を含めて約6万人(市発表)が「白鷺(しらさぎ)城」の白亜の復活を祝った。大天守の一般公開は27日午前8時に再開される。
石見利勝市長は式典で「姫路城を支えてこられたすべてのみなさんにお礼を申し上げます」と述べた。「白鳥」に例えられるドイツ・バイエルン州のノイシュバンシュタイン城との観光友好交流協定の調印式もあり、同州のクリスティアン・ゲルティンガー駐日代表部代表らが出席。今後、城を通じた観光振興に向け、両自治体が連携する。
市は安全対策のため、黄金週間明けの5月10日まで大天守内部の見学者を1日1万5千人に限定する。27日からこの間、整理券を配る。事前予約はできない。問い合わせは
自撮り棒ブーム 「仲間でない人に撮影頼むの煩わしいから」
2015年03月25日 07:31
世界的なセルフィー(自撮り)ブームとあわせて、棒の先端にスマートフォンを取り付けて撮影できる「自撮り棒」が大流行している。日本の観光地でも、人混みのなかでもおかまいなしに先端にスマホがついた棒がニョキッと伸びている光景が増えたが、海外では規制する動きが出ている。
英ロンドンの美術館・ナショナルギャラリーでは3月11日から使用を禁止し、米ワシントンのスミソニアン博物館が追随。仏パリ郊外のベルサイユ宮殿では自撮り棒を持ち込まないよう呼びかけており、近いうちに正式に禁止する予定だという。台湾の鉄路管理局も感電の恐れがあることからホームでの使用に注意を呼びかけた。
国内でも、たとえば東京ディズニーリゾートは三脚などの撮影補助機材とともに使用を禁止している。
「お客様の安全のため、入園時の荷物検査で見かけた際には使用しないようお願いしています。写真撮影が必要なときは気軽にキャストに依頼いただきたいと思います」(運営元のオリエンタルランド広報部)
3月14日に北陸新幹線が開業した金沢駅では、「自撮り棒の使用禁止」の貼り紙が貼られていた。マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は自撮り棒ブームについてこう分析する。
「最近の若い人は、スマホで写真を撮ることをプリクラ代わりにしています。プリクラなら機械が写真を撮ってくれますが、スマホだと誰かが撮影しないといけない。観光地では“撮っていただけますか”と他人に頼むのが当たり前でしたが、彼らは『仲間でない人』に撮影を頼むのが煩わしいようです。自撮り棒は、仲間内で写真撮影を完結させるためのツールとして流行っているのでしょう」
観光地に行けばわかる通り、若者だけではなく年輩のユーザーも数多くいる。歩きスマホと同様、加害者になることもあれば被害者になることもある。ユーザーもそうでない人も“自己中棒”には要注意だ。
レアアースの供給・・・世界で「多元化」の動き=中国メディア
中国メディアの中国新聞社は20日、内モンゴル自治区のレアアース輸出価格が下落しており、かつては90%以上を誇った中国産レアアースのシェアが今後、「65%まで低下する可能性がある」と伝えた。
記事は、内モンゴル自治区フフホト市のフフホト海関(税関)による発表として、2015年1-2月の内モンゴル自治区のレアアース(希土類)輸出量が前年同期比で約30%増の660トンに達する一方、輸出平均価格は「約半分になった」と伝えた。
続けて、中国は世界でもレアアース資源の豊富な国であり、なかでも内モンゴル自治区は特にレアアース資源が豊富と紹介。同自治区の包頭市には埋蔵しているレアアースの種類が豊富な貴重な鉱床があると伝えた。
一方、フフホト海関のデータとして、15年1-2月のレアアース輸出量は前年同期比30.8%増の660.8トンに達する一方、輸出額は同35.7%減の2373万1000元(約4億6630万円)となったと紹介。特に1トンあたりの平均輸出価格は3万6000元(約70万円)となり、前年同期比50.7%減になったと伝えた。
さらに記事は、フフホト市海関の見解として、「世界でレアアースの供給が多元化しており、中国以外の国でレアアースの生産が相次いで始まっている」と伝え、13年に5万5000トンだった中国以外の国におけるレアアース生産能力は15年には17万トンにまで拡大する見通しと紹介した。
さらに、今後は米国やオーストラリアもレアアースを供給することになると伝え、中国のレアアース市場におけるシェアは15年に65%まで低下する可能性があると報じた。(