「五輪金」レベルのジャンプ=城山、メダル候補に名乗り-福井陸上
2019年08月17日23時23分
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男子走り幅跳びの1回目で橋岡が27年ぶりに日本記録を更新してから、わずか数十分後。城山が衝撃の跳躍を見せた。自己記録を一気に39センチも伸ばす8メートル40の大ジャンプで、再び歴史を動かした。
「感触は良かったけど、40は想定外。びっくりしている」。信じられないような表情を浮かべ、驚きを隠せない。意識したのは助走のラスト5歩。踏み切りに関しては、あまり考えなかった。腰を高い位置に保ったまま、力強く踏み切った3回目。「前の2本と違った感覚があった」という。
今季世界最高に1センチと迫る同2位で、リオデジャネイロ五輪やロンドン五輪では金メダルを獲得できる好記録だ。瞬く間に東京五輪のメダル候補に名乗りを上げた。
最大の強みは助走の速さにある。日本陸連で科学委員も務める広川龍太郎コーチによると、最大で秒速約10.8メートル。「世界トップに当てはめると8メートル40ぐらいは跳べる。世界に通用するスピードを使えた」と分析した。
4回目以降は足への負担を考慮してパス。24歳は「世界選手権や五輪でこの記録を出せばメダルも見えてくる。そこを目標に頑張りたい」と意欲十分。東京五輪まで1年を切り、勢いづく日本陸上界にまた一人、表彰台を狙える精鋭が現れた。